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女龍王神功皇后 下巻 (新潮文庫 く 5-7)

女龍王神功皇后 下巻 (新潮文庫 く 5-7)

女龍王神功皇后 下巻 (新潮文庫 く 5-7)

作家
黒岩重吾
出版社
新潮社
発売日
2002-02-01
ISBN
9784101148069
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女龍王神功皇后 下巻 (新潮文庫 く 5-7) / 感想・レビュー

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優希

壮大な物語へと流れていくようでした。4世紀から5世紀へと移ることで、「祭祀による統治」から「武力による統治」に変わる時代の描かれ方がまさに美しい古代史と言えますね。読み応え十分で、物語に魅了されました。

2022/03/13

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

*古史古伝・オキナガタラシヒメ・上下*神々との縁深き古代日本。生れながらにして恐るべき呪力を備えた一人の巫女が誕生した。のちの神功皇后…息長帯比売である。四世紀の大和の地で、今宵…武力と呪力が妖しく交錯する闘いの火蓋が切られた!?(紹介文・他より)――さて、天皇家をネタとして扱った小説…いわゆる天皇小説ですが、本書から順次読んでいきたいと思います。個人的に神話・ファンタジー・歴史・ミステリなどの小説のネタ宝庫であろうと思っている天皇ですが…本作の主役である神功皇后も実にワクワクさせて頂きました! ⇒続き

2014/02/24

くっちゃ

健人と渦刺がまさかそれぞれ武内宿禰と葛城襲津彦になるとは。伝承を元に考察した、古代の想像図とも言えるような作品。そのまま歴史の勉強にはならないかもしれないけど、飛鳥時代とその直前の有力豪族達の祖先(とされる)人物達の名前を覚える際の取っ掛かりにはなるかな。

2016/07/31

TheWho

下巻に入り、九州に下り勢力を拡大しつつも、東征と熊襲征伐との対食い違いが、仲哀天皇/穴門川魚と神功皇后/武内宿禰との対立となるが、武内宿禰の権謀術数で仲哀天皇は、権力を失い、そして崩御する。そして、神功皇后は、後の応神天皇を連れて大和に凱旋するところで物語は終焉を迎える。本物語では、卑弥呼の死後に台与が、九州から東征し大和王権を樹立するとの土台になっており、記紀神話との違いに違和感を覚えるが、巫女神として神功皇后と伝説の武内宿禰をいきいきと描写した面白い作品です。

2024/06/18

アーノルド

上巻に継ぐもので、著者一作品2冊目 歴史は好きでしたが、特定の人物にこのようなカタチで触れるのは初めてのコトでした 手にしたのは、地域の氏神さまが祀られている神社で応神天皇と共に合祀されいるコトからの御縁で… 架空の人物とされていますが、その真偽は別として、実際に在られた御方だと感じています この時代の前後に活躍した人物、『卑弥呼』や『ヤマトタケル』などを併せ読むと、より古代史の認識を深めれそうですね

2017/12/12

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