剣狼: 幕末を駆けた七人の兵法者 (新潮文庫 し 5-91)
剣狼: 幕末を駆けた七人の兵法者 (新潮文庫 し 5-91) / 感想・レビュー
むん
柴田錬三郎は、とっても良い感じで人切り半次郎を爽やかに書いている。この本でのめっけものは、杉本苑子と山田風太郎。どちらも読んだことがなかったけれど、柴田錬三郎に勝るとも劣らず面白い。集中的に読みたくなった。机に積ん読してある本がもう少し減ったら、この二人に焦点を当てて読んでみたい。
2014/04/01
Tatsuhito Matsuzaki
幕末にあって、時代の流れに抗い、又は受け入れ生き抜いた剣の達人たち七人を昭和の時代小説の達人たちが描いた傑作短編集です。
2018/02/02
seichan
柴錬の中村半次郎、山風の河上彦斎、杉本苑子の榊原鍵吉が特によかった。柴錬の作品はエッセイ調からお話に移る辺りがいい感じ(しかも純情ロマンあってよろし)。山風はいつもながらに人の世の滑稽と悲惨を活写して言葉もなく。杉本苑子の食物描写や外見描写の的確は見事だった。
2012/04/07
タカシール
幕末時代の剣豪ものアンソロジーである。全7篇収録されている。どれも良かった。『おれは不知火』を読んでいて「るろうに剣心」を想起したが、やはりモデルとなっていたようだ。幕末から明治にかけて「剣」が一期に変わった時期。さまざまな角度で感じさせてくれる一冊。「幕末の剣」というキーワードにひっかかるならばぜひオススメです。
2014/08/22
梅丸
小学生の時に読み終えました。
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