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項羽と劉邦(上) (新潮文庫)

項羽と劉邦(上) (新潮文庫)

項羽と劉邦(上) (新潮文庫)

作家
司馬遼太郎
出版社
新潮社
発売日
1984-09-27
ISBN
9784101152318
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項羽と劉邦(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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W-G

現代でも誰でも知っている故事成語を数多く生み出し、人気漫画『キングダム』の終了直後であろう時期からスタートするという、ある意味タイムリーといえる楚漢時代の物語。幕開けは司馬遼太郎の神視点からの語りが多く、慣れていないと単調に感じるかもしれないが、徐々に視点が登場人物に歩み寄り始めると、ぐいぐい引き込む楽しさがある。上巻ではまだ項羽も劉邦も本領を発揮しているとはいえず、先に備えて秦国の腐敗っぷりを楽しむ感じ。章邯が個人的なお気に入り。終盤でいよいよ項羽の野性が際立ってきて、中巻では早々に張良登場か。楽しみ。

2021/07/01

遥かなる想い

項羽と劉邦の戦いを単なる「戦」だけではなく 穀物を交えた視点で描写しており、新鮮味があった。司馬遼太郎は中国史も描けるのだ、と奇妙な感想を持った記憶がある。それにしても、中国の歴史は奥深い。英雄が多い・現代に伝わる故事逸話が多い、そして何といってもスケールがでかい。

2010/07/31

mariya926

中国の秦の時代に漢帝国が立てられる歴史小説でありながら、人望についても書かれている為に面白いですが、登場人物が多いので少し難しさも感じました。読友さんのオススメですが、やっと読む事ができました。結構時間が掛かっているので、返却までに読み終わるかな?頑張ってみます!!人となりは色々な要素が重なりあっているので一言では言えませんが、人を惹きつける一種の愛嬌や勇敢さなどなど、大陸のリーダーとは??という観点で楽しめました。その反面、その時代に生きる事の過酷さも感じました。

2023/02/17

ehirano1

良い本なのですが、どうしても『赤龍王(本宮ひろし)』のインパクトが強すぎて・・・・・。

2015/04/15

ゲンキ

吉川英治さんの三國志と司馬遼太郎さんの本書は、長く、多くの経営者に読まれ続けている本と、何かに紹介されていたので、読んでみました。秦が滅び、章邯が殺される話まで書かれている。私が楽しみにしていた劉邦や項羽はあまり出て来ず、序章って感じがしました。まぁ、その二人が登場して来るまでの背景が勉強出来たので、良かったかなぁ😃。2巻目以降が楽しみです❗️

2021/12/13

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