剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)
剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
鬼平、梅安シリーズのあとはこのシリーズです。ハードカバー、文庫、コミックと読んできて再度文庫版です。ところが読み始めて、すっかり内容を忘れてしまっていることに気がつきました。田沼意次の娘が女剣士、小兵衛の奥さんがえらく若いということは覚えていますがそれ以外のところは・・・。最初には7つの話が収められていて、かなり強い爺さんということがよくわかりました。池波さんはやはりシリーズで短編の方が面白い感じです。
2017/07/24
ken_sakura
これは面白い♪( ´▽`)時は老中田沼意次の時代。父秋山小兵衛60歳、息子秋山大治郎25歳の剣客二人が主人公。金がモノを言い、侍はナマクラ、剣に生きるには世渡りも上手くなきゃあいけない世界観。脇役もキマっていて、出てくる食べ物がやたら旨そう。もう最後まで読むだろうと思うシリーズ第一巻(^_^)三冬に弟子入りしたい。投げ飛ばされたい読後感( ̄^ ̄)ゞ
2017/03/29
むーちゃん
鬼平犯科帳に続くシリーズもの。 池波エンターテイメント炸裂です。 司馬遼太郎ワールドともちがう剣客商売楽しめます😄
2019/09/29
yoshida
時は江戸中期。中老田沼意次の権勢が華やかな時代。剣客秋山小兵衛と、息子の秋山大治郎が活躍する。圧倒的な面白さ。まず、登場人物の個性が際立つ。59歳と思えぬ小兵衛の飄々とした活躍と小気味良さ。息子の大治郎の朴訥としながらも豪快な剣。田沼意次の娘である佐々木三冬は男装の麗人で剣客でもある。ユーモアを添えるのは小兵衛の歳の離れた妻おはる。登場する他の剣客たちも印象深い。秋山父子の活躍が読んでいて飽きない。昭和48年の作品だが時間を超えて読み継がれるのも納得だ。池波正太郎さんの筆力に感服した。次巻が楽しみすぎる。
2021/01/01
Makoto Yamamoto
再読本。 本を整理していて第一巻がないのに気づき購入。 亡き義父に貸してそのままになってしまったらしい。 読み返して、やっぱりいい。 小説らしくなく情景なり登場人物の思い等を説明せずに、行動と会話でそれを伝えてくれる。 やっぱりい池波流にハマってしまっている自分に気が付いている。 これから順にシリーズを再読すると思う。 小兵衛、大治郎、三冬、おはる、・・・意次がいい。
2021/02/13
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