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剣客商売 四 天魔 (新潮文庫)

剣客商売 四 天魔 (新潮文庫)

剣客商売 四 天魔 (新潮文庫)

作家
池波正太郎
出版社
新潮社
発売日
2002-10-18
ISBN
9784101157344
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剣客商売 四 天魔 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

夏の暑さを忘れさせてくれる面白さです。この巻には8編の短編が収められていて手に汗握るものあるいはほろりとさせてくれるもの、いろっぽいものなどさまざまな状況を話にしてくれて楽しませてくれます。とくに表題作はかなりの剣というか体の動きで相手を惑わして倒すという敵と息子との対決が楽しめます。最後は勧善懲悪ですが。また「約束金二十両」は小兵衛と同じレベルの年寄り剣豪と若い娘の話で楽しめました。

2023/08/30

yoshida

「剣客商売」シリーズ第4作。安定の面白さ。新たに魅力的な人物も登場。また、大治郎と三冬の関係も進展が期待される。「約束金二十両」では新たな老剣客平内太兵衛が登場。実力も何と小兵衛と互角。勝負も済み、お互いに分かり合う剣客。小兵衛の家を訪れる太兵衛とのひとときが実に良い。「箱根細工」は哀愁がある。小兵衛の旧友である横川彦五郎を見舞いに箱根を訪れた大治郎。そこで遣い手の浪人と出会う。逗留する商人を狙う浪人の正体を知った彦五郎は、己の人生を悔やむ。シリーズは残り12作。珠玉の作品であり、大切に読んで行きたい。

2021/02/07

ゴンゾウ@新潮部

剣客商売シリーズ。安定の面白さ。シリーズを重ねるごとに秋山父子達、主要人物の性格が浸透してきて、まさに生きているかのように描かれている。池上さんの気迫が乗り移ったかのように生き生きとしている。

2016/10/08

bookkeeper

★★★★☆ 初読。ますます好調な第4巻。小兵衛さんをも脅かす強敵がたまに出てきて緩急のバランスも抜群です。刃渡り六尺の超長剣で神速の抜刀、平内太兵衛(彼とつつく晩ご飯はとてつもなく旨そう)。小兵衛さんの高弟をも圧倒する構えの(笑)上田源七郎。そして韋駄天の速さと重量級の打撃を併せ持つ怪物笹目千代太郎。オラ、ワクワクがとまらねぇぞ。三冬さんと大治郎の恋路は進んでいるのか…?三冬さんが主人公のシリーズ「剣客商売プログレッシブ」とかあったら読むなあ。(´∀`)「へ、ヘンな饅頭のコトなんて知らないんだからねっ」

2021/05/28

優希

面白かったです。今回は魔性の天才剣士の登場。こういう得体の知れない強さの剣士が出て来ると物語もぐっと引き締まりますね。大治郎も三冬も剣士として成長し、若さの良さを感じます。色々な剣の使い手がどんどん出てきて今後も楽しみなシリーズです。それにしてもおはるが小兵衛の孫に間違えられたのには仕方ないなと思いました。年の差、相当ありますし。

2016/03/16

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