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剣客商売 十 春の嵐 (新潮文庫)

剣客商売 十 春の嵐 (新潮文庫)

剣客商売 十 春の嵐 (新潮文庫)

作家
池波正太郎
出版社
新潮社
発売日
2003-01-21
ISBN
9784101157405
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剣客商売 十 春の嵐 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

池波さんは、田沼びいきで佐伯さんは松平定信びいきということがよくわかります。またその裏で主人公親子を罠におとしめようとする一ツ橋卿が糸を引いての暗殺者との対決が楽しめました。このシリーズはじめての長編でした。

2017/09/01

優希

シリーズ第10弾は初の長編。小兵衛の周囲の人たちが集合して大活躍ですね。突如現れた秋山大治郎を名乗る頭巾の男に立ち向かう小兵衛が隠密のように見えました。頭巾の男の狙いは幕閣というのが江戸時代ならではだなと思います。物語の裏で密かに田沼対松平という戦いがあるのも読みどころ。今回は偽大治郎登場のため、大治郎は家にこもるしかなかったようですね。短編も面白いですが、長編は長編で面白いと感じました。

2017/02/08

ゴンゾウ@新潮部

剣客シリーズ初めての長編。本作の小気味よさが無くなるのではと思っていたが全くそんなことはなかった。大治郎の嫌疑を晴らすため秋山ファミリー総動員で追求していく。ファミリーの絆の強さと小兵衛さんのいつにない真剣さがよかった。

2017/05/21

yoshida

剣客商売シリーズ第10弾。秋山大治郎の名を騙る人斬りが現れる。大治郎と小兵衛達はかつての因果や因縁を探るが。今回は一冊で一つの長編となっています。田沼意次に敵意を燃やす松平定信も登場。その原因を作った一橋が暗躍する。新たに登場する人物も意外な活躍をする。更に過去作で登場した人物達も多く描かれ、豪華な顔触れとなる。江戸に響き始めた大治郎の高名に万感の思いがある。そして小兵衛の凄み。隠宅を襲う松平家中の侍達を一蹴。やはり最後の対決場面は圧巻で息を呑む。そろそろ大治郎が父になる日も近い。読ませる充実のシリーズ。

2021/10/10

KAZOO

剣客商売はじめての長編です。江戸のある藩の侍が闇討ちに出会いそのときに犯人は「秋山大治郎」と名乗ります。当然のことながらまるっきり大治郎はあずかり知らぬこととはいえ、謹慎蟄居を余儀なくされます。さらにその後も闇討ちが続きます。田沼や松平藩を狙ったものということがわかってきます。今村さんの作品(ぼろ鳶シリージ)にも出てくる田沼と対峙する一橋家の陰謀だということがわかってきますが、当面は闇討ちの犯人を主人公が倒すことで続いていくようです。

2023/10/16

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