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剣客商売 十四 暗殺者 (新潮文庫)

剣客商売 十四 暗殺者 (新潮文庫)

剣客商売 十四 暗殺者 (新潮文庫)

作家
池波正太郎
出版社
新潮社
発売日
2003-02-18
ISBN
9784101157443
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剣客商売 十四 暗殺者 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

本当に池波さんは老人の心をうまく描いていると思われます。やっと主人公も普通の人間らしくなってきたと思えました。自分に重ね合わせてしまいます。息子の腕前を信じてはいるもののそれ以上の敵になりそうな人物を見かけて心配になったりします。長編ですが読みでがあり後味もすっきりしています。

2017/09/14

ゴンゾウ@新潮部

剣客シリーズ第14作。小兵衛さんの良い意味での老いを感じる。剣客の顔から良い父親、良い爺になっていく。今回のテーマは、人は変わるものということだろうか。その影響で 人間関係も変わっていく。浪人 浪川周蔵。運命に翻弄され暗殺者となってしまう。最後に踏み止まれてよかった。

2018/07/18

優希

シリーズ14作目は珍しい長編。小兵衛の父としての想い、大治郎の剣客としての成長を見たようです。ある時不穏な凄腕の剣客を見た小兵衛の胸騒ぎが、やがて大治郎暗殺の計画を知ることになるとは偶然のようで必然のように思えました。その心乱れる姿は普通の父親の姿に重なります。反面、大治郎の落ち着きは大物感がありました。暗殺者の狙いの謎が明らかになるにつれ、大きな渦が巻いていくのを感じます。サラリと読めますが、大きな事件を描いているのが意外な味わいでした。

2017/05/04

KAZOO

14作目ということで、このシリーズも最後近くなってきました。むかしの友人を前回の話で亡くして小兵衛は少なからず気持ちが落ち込んできています。そこの老人の気持ちをうまく池波さんは書かれています。今回は長編ということで、反田沼の包囲網が徐々に姿を現してきています。それに伴う事件ですが最後はどうやら決着をみますが、この事件が解決した後に田沼の息子が・・・、ということでいよいよまく日が近いということなのでしょう。

2023/11/10

ken_sakura

ドキドキ面白い(^_^)七章立ての長編。偶然行き交った小兵衛をして瞠目させる剣客波川周蔵。小兵衛はこれも偶然耳にした秋山大治郎襲撃計画と波川周蔵を結ぶ糸を剣客の勘により察知する。が、波川周蔵も達人、小兵衛、弥七、傘徳も中々状況が掴めない。田沼意次の落日の始まり。波川周蔵の方も手厚いところが長編ならではの良いところ。終わりは少しほろ苦く、とても良かった。土鍋に昆布を煮立て昆布を引き上げた後に、猪の脂身の細切りと大根だけを入れた煮物(美味しそう(o^^o))

2018/10/27

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