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黒白 下巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-18)

黒白 下巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-18)

黒白 下巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-18)

作家
池波正太郎
出版社
新潮社
発売日
2003-05-10
ISBN
9784101157481
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黒白 下巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-18) / 感想・レビュー

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KAZOO

下巻では上巻であまり語られなかった、登場人物の背景などが分かってきます。秋山親子などのやり取りも出てきて京都への修行に出したりします。その際にこの長編の主人公が出てきます。最後まできちんと見守ったような感じです。私は楽しめました。次は鬼平に戻ろうかと思いますが、また風野さんの耳袋を再読し始めたのですが、これらがすべて時代がかぶっているような感じなのですね。

2017/10/02

優希

剣の道に邁進するあまりに、世間知らずの八郎の運命が激変するのが痛みに感じました。人知れず、剣客たちが助け合っているのはいじらしさが伺えます。八郎は岡本平助の虜になったのはいいものの、お互いに人の心が読めるというのが刺さりました。見えない権力が襲うから尚更です。そして最後の小兵衛との対決は鳥肌が立ちました。そうきたかと。鳥肌ものの物語を読ませて頂きました。ありがとうございます。

2017/07/31

ken_sakura

面白いヽ(´▽`)/秋山小兵衛、波切八郎の二人主人公。自分の道場を構え、お貞を妻に迎え、まずまず順調な秋山小兵衛は、世間の中で道場経営をすることで、人に対する機微の鋭さ、感じの強さを備え始める。岡本弥助との不思議な縁の中、波切八郎は道場とは違う剣の道に凄味を加えていく。無頼に半身を浸した波切八郎が望む秋山小兵衛との勝負。「人という生きものは、他人のことはよくわかっても、てめえのことは皆目わからねえものでござんす」波切八郎の老僕市蔵を介して細く繋がった二人の縁は、赤い糸で結ばれたかのように二人を引き寄せる

2019/03/09

せ〜ちゃん

★★★★★『剣客商売』番外編。 何度読んでも面白い! また本編を読みたくなる♪ 次は『ないしょないしょ』を読む。

2018/03/11

ちゃいろ子

複雑に絡み合った人と人、思惑、これを見事に回収していただきました。 私が、上巻の波切八郎という剣客にどうにも気持ちを寄せることができなかったのは、小兵衛というもう一人の剣客の生き方を長いこと見てきたからなんでしょうね。 最後の最後に、大治郎が少年だった頃の描写があり、改めて小兵衛という人の大きさを感じた。その父により厳しく育てられ、また敢えて手元から離したことで、彼もまた大きな人間に育ったのだなぁと。 最後読む順番をミスしてしまい落ち込んだりもしたが、ラストで救われた気持ちになりました!!

2021/09/12

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