都立桃耳高校 神様おねがい篇 (新潮文庫 む 8-15)
都立桃耳高校 神様おねがい篇 (新潮文庫 む 8-15) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
【『ロック』の日】意外や意外、群先生もこういういい意味で至ってフツーな学園青春?モノを書かれるんだなぁと。時は’70年代が舞台なので、当然スマホはおろか携帯電話も登場しませんが、それでもワイワイ&がやがやと楽しい気分で読了するコトができました。主人公は背は小さく、ちょっと太めのロック好き少女「シゲミ」がのんびり&おっとりと日常を平和に暮らしています。高校生活にありがちな「誰それがカッコいい」「誰それが気にくわない」など、ごく平凡と思われるネタが妙に生き生きと感じさせてくれるのは、やはり群先生だからかな。
2016/06/13
はらぺこ
登場人物の名前を殆ど覚えてなかったので、最後に出てきた女の子が誰か分からんかった。自分は男子校出身なのでイベント毎に次々とカップルが誕生する共学校が羨ましい。もし、共学に通っててもシゲミ状態やったと思うけど。加藤剛、もし似てたとしてもオモロイだけやと思うのは今やからで、当時は男前やったんやろなぁ。
2010/07/27
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) 神様おねがい!アイツの隣に席替えしたいの…。時は1970年、よど号がハイジャックされるわ、大阪で万博は始まるわ、ジミ・ヘンは死ぬわで、もう大変!だったあの頃も今も、高校生の願いは変わらない。深夜放送に眠い目をこすり、創刊されたアンアンを読みながら大福の誘惑に涙を浮かべるちょっと太めのロック少女タヤマシゲミが、文庫書下ろし小説に登場。
2010/04/15
ゆい
70年代の女子高生の日常、というか群さんのエッセイを読み込めば分かるのですが、これはほとんど群ようこの実話になっています。赤ずきんちゃん気をつけての話とか、グループサウンズとか。男の子にキャーキャー言ったり、やっぱり共学って面白そうだな〜。今とは違い、娯楽に限りがあったからこその味がある青春を知ることが出来ました。最後のアメリカンクラッカーのくだりがすごく面白かった。
2014/02/13
ソラ
2004年以前に読了した作品。新潮文庫の100冊に出てたことがきっかけで購入。自分にとって初群ようこ作品となるもの
2004/06/21
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