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井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

作家
井上ひさし
文学の蔵
出版社
新潮社
発売日
2001-12-26
ISBN
9784101168296
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井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

一関市で実際に行われた作文教室の再現。受講した人々の水準が高くて驚く。作文とはこう書くのか。大切なのは、なぜ書くのかという点。自分にしか書けないことをわかりやすく、というのが基本だそうだ。実際には、誰にでも書けることをわかりにくく書くプロもいるらしい。うーん奥が深い。井上さんらしく、歴史や国語教育への批判もまじえて、教室の楽しい雰囲気が伝わってくる。読み応えのあるのが、何と原稿用紙を活字で再現した受講者の秀作。うまい。井上さんは全員に徹夜でアドバイスと講評を書きいれたというから、熱心さにも圧倒された。

2021/11/28

コットン

普段何気なく使っている語彙から日本人とはどんな生活を送ってきたか、何に関心を持ち、何に無関心であったか、分かる面白さを教えてくれる。後半の作文教室参加者の創作に適切な添削と愛ある講評を加える著者の人間味を感じる。

2017/07/27

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

作文の書き方教室のはずなのに、所々、本の紹介が置かれて『読みたい本』が増えてしまう悪魔の書。

2019/04/29

パフちゃん@かのん変更

いちばん大事なことは、自分にしか書けないことを、誰にでもわかる文章で書くという事。自分を研究して自分が一番大事に思っていること、辛いと思っていること、嬉しいと思っていることを書く。「読み手」のことを考えることが、実は「誰にでも分かるように書く」ことになる。いきなり核心から入る。「誠実さ」「明晰さ」「分かりやすさ」が文章では大事。・・・などなど。あと、日本語そのものについて言及した部分が多かった。最後の方に受講者が宿題で書いた400字の作文が載せてあり、どれもうまいが、最後の人の作文にもらい泣きした。

2015/09/15

けんとまん1007

とても面白く、考えながら読んだ。数年前から、言葉に対する関心が大きくなっているので、参考になる。何気なく使っているだけではいけないと実感した。書かれていることは、基本的なことばかりだろうが、そう思えないことが、今の自分の在り様なのか。最後の添削の部分が、参考になる。少しのことで、文章が生き生きとする。短い文章でテンポよく。削ることから考える。

2021/07/22

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