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暗黒世界のオデッセイ (新潮文庫 つ 4-14)

暗黒世界のオデッセイ (新潮文庫 つ 4-14)

暗黒世界のオデッセイ (新潮文庫 つ 4-14)

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
1982-05-01
ISBN
9784101171142
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暗黒世界のオデッセイ (新潮文庫 つ 4-14) / 感想・レビュー

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北風

ツツイさんの自作ストーリー漫画が最高です!作家でここまでうまく漫画を描けるなんて素晴らしいですよ。「乱調人間大研究」も、深い考察でよかったです。

2015/09/19

メタボン

☆☆☆☆ 漫画家としての才能も十分匂わせる筒井康隆。エログロがヘタウマな絵となって駆け巡る。表題作は暗い未来を描いたもの。もうとっくに2001年は過ぎているが、このような暗い未来もありえないことではないと感じさせる。「乱調人間大研究」は人の怖い物見たさを喚起させる。筒井作品の根底にあるテーマだと思う。

2020/12/14

saga

【再読】表題作は1974年に2001年、つまり21世紀を想像したSFである。そこは高度経済成長時代そのままに公害が世界中の人々の上に重く伸し掛かり、経済格差と人口爆発からスラム化が進行している、まさに暗黒社会。2017年を平穏に過ごしている今が不思議に思える。著者の漫画の才能もすごい。「乱調人間大研究」では、乱調=精神病的というフレーズを著者は好んで使うが、精神神経学に造形の深い著者らしいエッセイだった。

2017/07/07

さっとる◎

筒井さんの、暗黒近未来(←2001年)予測に乱調人間エッセイ、驚きの全漫画に星新一論、レオナルド・ダ・ビンチのとんでも伝記からなる、変な本(*^^*) 天才と馬鹿が紙一重で下手と芸術が紙一重ってこういうことかしら(笑) 何とも斬新でしびれます。漫画がお気に入りすぎるのですが、電車で読むのはちょっと恥ずかしかった…(〃ω〃) 筒井さんの世界観を余すところなく漫画にできるのは筒井さんくらいなんだろうなぁ。面白かった(*´∀`)♪

2015/04/04

たろさ

[図書館本]表題作は当時から27年後が暗黒世界と呼ばれる2001年。今となっては過去の話だが筒井康隆氏の想像(創作?)した未来は現在の我々の未来のような気がする。現実の日本は少子化になり最近になって人口減少のようだが、だからといって食糧難や資源不足など軽視できないから恐ろしい。地震、台風、洪水などの災害も今まさに起こっている。怖い。「筒井康隆全漫画」から「乱調人間大研究」まで今なら叩かれそうな内容盛りだくさんなのが時代を感じる。どの話も面白く違う作品も読みたくなった。

2018/09/23

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