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旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
1994-03-30
ISBN
9784101171319
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旅のラゴス (新潮文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

モテモテのラゴスと一緒に旅したというか、RPGを体験した気分!。おれ→わたしに変わるのが好き!人生の長さも感じてラゴスと長く過ごした気分になったよ!BGMに東京エスムジカのアルバムを聴きながら再読したいな。歳を重ねても、何度でも再読できる作品です。

2015/10/05

青乃108号

旅人ラゴスの半世紀に渡る旅の記録。それぞれの逗留地で奴隷になったかと思えば国王になったりまた学者になったりしながら彼の旅は終わらない。最後は昔会った少女デーデの面影を追い最果ての北の地へ旅立つラゴス。全編に渡って静かな印象の物語。寝る前に一章ずつ読む本に丁度良い。俺は何度も途中で眠ってしまったけれど。

2022/09/17

ehirano1

著者の作品は本書が初ということもあってか(?)、なかなか難解でした。しかし「自らの根源、自らの生を実現することが、本質的に自己完結的な営みではなく、むしろ他者に向かって開かれているものだ、・・・(p257)」という解説で本書がだいぶ分かったような気になっています(失笑・・・)。

2016/09/03

seacalf

どこにも存在しない世界に、特殊能力を持つ人達との出会いの旅。序盤は寓意的な語り方が非常に面白かった。SFは学生以来ほとんど読んでないけれど、この作品はおとぎ話にも似たストーリー展開で読みやすい。ただ、恋愛に関しては『ラゴスよ、大切なことはもっと早くに気付こうよ』と言ってあげたくなるかな。

2016/02/26

れみ

高度な文明を突然失ったかわりに超能力を身につけた人々が暮らす「この世界」で旅を続ける主人公ラゴスのお話。「王国への道」が好きかな。こんな風にたくさんの本を読んで暮らしたい。それはそれとして、いま私たちが生きる「この世界」も行き着くところまで行ったらそこで突然全てを失うのかなあとか、知らないだけでそうやってグルグルと同じところを回っているんじゃないかとか、色々妄想してしまった。

2015/11/13

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