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パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
2002-10-30
ISBN
9784101171401
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パプリカ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

年末までには読もうと思ったけど、なかなか読み進むことができなかった。自分には合わなかったのだろうか。話の内容が複雑で、現実の場面と夢?妄想?の場面が頭の中で混同してしまって、整理がつかない状況になり、何度か挫折しそうになってしまった。おそらく、集中して読んだら感想も違っていた一冊になったと思う。確か、映像化されていたと思うが、見てみたい気もする。すっきりするために…。

2014/01/02

chiru

患者の夢を画像化する近未来で、心の治療を行う『パプリカ』。やがて可能となった他人との「夢」の共有装置は、無秩序に混濁した扉を開けるカードキー。治療者であるパプリカまでもが、治療と称するセックスや敵との攻防を繰り返し、夢から抜け出せなくなる…。バニラスカイ、ファイトクラブ、インセプション系。ラスト2Pのエピソードが真のテーマかもしれない。「PS,アイラブユー」が静かに流れるバーで、二人が語る意味深な会話。夢を見る「誰か」を見つめる「誰か」を語る「誰か」。このシーンがあってこその問いかけが怖い。★3.5

2020/02/23

優希

未体験の世界を味わいました。夢の中を戦場に駆けめぐる超電脳サイコサスペンス。サイコセラピストの敦子の夢探偵パプリカとしての顔。無意識下での最新精神治療テクノロジーをめぐる戦いが時間の経過と共に侵攻し、現実と夢の極限まで達するのには興奮しました。段々と複雑化していく物語は、夢ならではの荒唐無稽さが際立っているように思います。何処に着地しているのか分からなくなる世界観は筒井サンならではですね。前半と後半で物語の趣が違うのも味わい深いです。日本版『インセプション』と言えるかもしれません。

2016/05/08

y--75

夢を題材にしたSF(というかファンタジー?)。主人公達の研究を妬み、憎む同僚及び幹部との抗争が描かれている。抗争はストーリー終盤、とんでもない方向に発展し、カオスなものとなる。同作者の短編である「悪夢の真相」を過激かつSFらしく、シュールな方向に進化させた作品に思えなくもない。

2020/05/05

夜長月🌙@新潮部

なかなか破天荒なSF?パプリカはとても魅力的な女性でしたが後半は影が薄くて残念。他人の脳(意識)に入り込む機器というのはおもしろかったのですが、その後の展開はいまいちでした。

2020/08/02

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