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ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
2010-12-24
ISBN
9784101171524
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ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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おにく

漫☆画太郎先生が読んだら「はぅわ!」と叫びそうな“コピー&ペースト”多用のドラッキーな小説で、評論家である主人公の日常が、微妙に形を変え、何度も何度も繰り返されてゆく奇妙な小説です。こんな風に、人生の選択を可視化できたら、誰もが目の前の成功をつかみたいと思うでしょうけど、やはり長い人生の中では、あえて廻り道した方が良い時もあるようです。この繰り返しの世界観は後半、少し煩わしくなり斜め読みすることも。でもコーラスの女の子達には癒されました。

2017/09/10

ざれこ

売ってなかったから図書館で借りる。パソコンが普及してコピペができるようになったからこそこんなの書けたのよね、と穿った見方もしてしまうが、繰り返されつつ少しずつディテールが変わり時々劇的に次のシーンに突入する、慣れた頃に変貌する世界、わけわかんないながらも読み出すと止まらない妙な魅力。同じエピソードも中盤になるとまた違った展開を見せたり他のエピソードと融合したりと細かい変化を繰り返す、解説を読み「あーなるほどジャズね」と納得した次第。音楽的でかつきちんと文学、こんなの書けるの筒井さんしかいませんね。満喫。

2016/05/28

Porco

筒井康隆作品を読むのは初めて。ついに読んでしまった。読みながら連想したのは、円城塔とか今敏。今監督は『パプリカ』を映画化しているから当然か。参考文献に東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』が挙がっていました。時空間を軽々と移行し、何度もリピートする世界。

2015/11/06

もちもちかめ

筒井康隆…まだ生きてるよね?この人、SFの巨匠っていわれてるとか聞きました。なんか、違うのでわ。まともに読んでんのか。こないだも星新一、SFっていうから、ずーっと読まず嫌いだったのを後悔したばかりです。変にひとくくりにするの、やめて欲しい。本当に困るし、実害ありまくり。ときにこの本。途中下車しそうになったけど、気を取り直し、きっとこんなエンディングだろうから、と我慢して読んでたら、読みが当たるわ、予想以上に感動したわでありがとうございます先生。

2016/11/13

miroku

反復記述の連続。微妙に違う結果。なるほど、人生の岐路とはこういうものか・・・。

2011/08/22

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