田辺聖子の古典まんだら(上) (新潮文庫)
田辺聖子の古典まんだら(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー
Mijas
古典作品の登場人物たちが人間らしく生き生きと紹介されている。「きよく、なほく、あかき」万葉人の魂に触れ、優美な王朝物語を味わい、コミカルな古典に笑えるという構成で、田辺さんの古典の面白さの伝え方は、本当に上手いなぁと思う。清少納言を魅力的な女性として描いているのだが、その父清原元輔についてもユーモアたっぷり(?)に描く。『堤中納言物語』の「花桜折る少将」や「はいずみ」もオチが可笑しく、思わず笑ってしまった。田辺さんが授業で出会ったという言葉が印象的。「調べのいい歌は記憶に残り、あなたの血肉になります。」
2016/05/13
けやき
田辺聖子さんによる日本の古典のブックガイド。どの紹介も面白く読みました。
2023/10/12
優希
面白かったです。おせいさんの古典好きが伝わってくるようでした。下巻も読みます。
2023/11/05
金吾
○田辺聖子さんが紹介する古典のダイジェストです。内容も面白いですが、聖子さんの合いの手が、楽しいです。特に蜻蛉日記と紫式部は吹き出しました。
2023/07/24
しぃ
今年は日本の古典文学を読みたいなあと思っていて、その案内的なものを期待して読みました。蛇蔵さんと凪子先生の漫画をぎゅぎゅっと濃く面白くしたような感じでバッチリ!古事記と日本書紀については以前勉強したのでストーリーは分かっていますが、その他はほぼタイトルのみという状態なので大変楽しめました。田辺さんの見解も多分に混じっていますが、その解説付きだからこそ分かりやすいし興味もそそられます。とりあえずここに出てるお話で田辺さんが現代的に書き直されたおちくぼ物語を読む!
2016/01/28
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