舵をとり風上に向く者 (新潮文庫 や 35-3)
舵をとり風上に向く者 (新潮文庫 や 35-3) / 感想・レビュー
ねりわさび
短編14作を収録した小説。表題作はエリオットの詩劇から台詞を抜粋したもので作品全般はシュールな雰囲気。交通事故にあった男と青年の会話が淡々と続く短編on the comeが印象深い。面白かったですね。
2024/07/11
ほむほむ
光文社から出た単行本でも読んだが、新潮文庫で再読。矢作俊彦が車を主題に男女を描けば、それは傑作にちがいないのである。なかでも「あたたかく陽の微笑む場所」は何遍も読み返して、そのたびに溜息をついている。……矢作俊彦、そしてヘミングウェイ。二人の小説さえあれば、人は誰でも大人になれる気がする。
2015/10/19
Naritoshi
タイトルの「舵をとり風上に向く者」のヴァンプラに乗る無名の役者がいいねぇ
2023/10/23
感想・レビューをもっと見る