ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)
ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
gonta19
2011/1/29 Amazonより届く。 2019/11/11〜11/14 いや〜、結局良く分からなかったが、それは舞城作品ではいつものこと。独特のドライブ感で読ませるのは読ませる。しかし、説明のイラストが散りばめられていたが、やっぱり分からない。結局のところどういうことだったんだ?
2019/11/14
hit4papa
まい子専門の探偵ディスコ・ウェンズデイが主役の奇妙奇天烈な物語(下巻)。不可思議な殺人事件を解決(?)したディスコ。これが終わりかと思いきや、ここから空前絶後の展開をみせてくれます。3億人の児童誘拐という大風呂敷!推理の過程でディスコが会得した能力は、時空を超えてさらに物語を複雑化させてしまいます。中盤で多くの読者が脱落するように思いますが、ここまできたら乗り切るしかありません。考えるのではなく、感じるのだ!の精神です。大団円を迎えた後は、達成感たっぷりですが理解できたかは疑問。ただ、マイジョー スゲー!
2018/09/29
イノ
ジャンル混ざってまさかのバトル系ジャンプモノ。まるでデスノートのような発想と戦い方に脱帽! 俺達の戦いはこれからだ。ぶっ飛んだ設定と予想のはるか斜め上を超える展開と最早3次元状になったプロットをスカイツリーから目薬を当てるように伏線を回収しここまでまとめるとは! 凄いとか言えない。マラソンで例えるといきなり全力ダッシュしだしてそのまま完走して加速してちょっと浮いて地球を離れていって光なった。それでいてパンとなるとことかビリビリするとことか説得力もある。人を選ぶし著しくカロリーを消費するがいや~面白かった!
2016/09/07
みなみ
世界とか宇宙ととか、スケールの大きい話になったけれど、最終的にはきれいにまとまって大満足。ここまで複雑怪奇なストーリーだったのに、ディスコの梢を思う気持ちと、梢のディスコを思う気持ちが鍵になるのは何だか一週回ってシンプルでいいなぁ。子どもに対する「自分よりも小さくか弱い生物を全力を挙げて守らなきゃならないという使命感みたいなものがグワッと僕の中で立ち上がった」という言葉に共感しながら読了。
2021/12/11
ミツ
“よう、これが合図だ。動き出せ。踊り出せよディスコテック。”うおぉぉなんじゃこりゃ!?思考という枠組みの限界、常識という壁で出来た密室を突破し、その先のさらにその先の密室も飛び越え、時空を超越し運命を引き寄せ世界を創造するという神話・宇宙規模のド派手なスケールを持つ怪作にして快作。ミステリもSFもハードボイルドも、小説という枠組みさえぶち壊し、悪と戦い、踊り続け、思考し続けるディスコ。人の気持ちと愛、運命と意志をめぐる舞城王太郎の一つの集大成でありかつ、以後の作品へと繋がってゆく壮大な習作。
2015/06/07
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