そして、アンジュは眠りにつく (新潮文庫 し 29-8)
そして、アンジュは眠りにつく (新潮文庫 し 29-8) / 感想・レビュー
メタボン
☆☆☆ 気取った文体の寓話集。ストーリーが面白いものは少なかった。レコード針に着目した「ダイヤモンド・ヘッド」、明智光秀をサラリーマンになぞらえた「カタストロフの理論」がまあまあ良かった。
2019/07/21
sk
随所に工夫が凝らされた短編集。小粒でありながらスパイスがきいている。
2019/11/08
彬
借)おすすめされたのでどんなもんだろうと読んでみたら、いくつか気に入った作品がありました。確かになあと納得しながらしみじみと味わう「茶の間を旅して」、ささやかなきっかけが人生に大きく作用する「ダイヤモンド・ヘッド」の二作がお気に入り。こんな感じで短編が続くのかと思ったらもっと突っ込んだ男の性を絡めた話になっていったので「ああ、こっちにいくのかあ」とか思いつつ、なんだかんだで結構楽しめました。
2011/11/16
ロイヤルミルクティ
★★★☆☆
2003/06/24
とりぞう
緊迫感と脱力感の間で揺れ動く言葉遊びがとても魅力的。たとえば「今度は道が三つに分れて、ぼくを迷わす。どの道を行けばいいか教えてくれなかった薄情な友達への恨みがζみ上げてくる。どうにかしなくちゃ。天神様のいう通りにしなくちゃ」など。
2010/07/23
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