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彗星の住人―無限カノン〈1〉 (新潮文庫)

彗星の住人―無限カノン〈1〉 (新潮文庫)

彗星の住人―無限カノン〈1〉 (新潮文庫)

作家
島田雅彦
出版社
新潮社
発売日
2006-12-22
ISBN
9784101187105
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彗星の住人―無限カノン〈1〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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らむれ

恋が真剣で、尊かった時代のお話。人を動かすのも、ひいては時代を動かすのもすべて恋。恋ってすごいもんなんだな、と改めて思う。蝶々夫人にマッカーサ、原節子、歴史上の人物たちの恋が一族と絡めて語られ、わくわくする。春の陽のように微笑ましく美しい恋、夏の蜃気楼のように熱く揺らぐ恋、秋の月のように清廉な心の恋、じっと耐える冬の蕾のような恋。もう、恋恋恋!ですわ(笑)!携帯なんてない時代の、もどかしいような恋がしてみたくなります。奇しくも今年は物語の舞台となる2015年。「恋をしたのよ」、それがすべて。

2015/11/25

遥かなる想い

恋愛3部作「無限カノン」の一部。壮大な叙事詩が始まるという予感を持って、読んだ。原節子はマッカーサーの愛人だったという噂の是非は別にして、設定が奇想天外でかえって面白い。四代に渡る恋の因縁は何かの始まりを期待させるものだったのだが…。

2010/06/26

佐島楓

島田作品のマイベスト3に入る。それくらい好み……なんだけど、おっぱいの話はいりません。

2018/06/28

ふみ

夢のような恋の話。の一方で島田雅彦の歴史観も政治観も流れていく。巨乳とんでも話で一部終了。

2018/06/05

しんすけ

家族という表現が奇妙に観える様な或る家族の歴代史とも云える。椿文緒の100年以上の家系を探る構成になっているが、文緒自身は今のところ狂言回しに過ぎない。 文緒の父野田カヲルの思い出から語り初めれるが、話は文緒の祖父野田蔵人へ切り替わる。蔵人はフランツ・カフカに似た風貌をしていて、売れない音楽家だった。 蔵人と妻キリコの死後、カヲルは常盤家の養子となった。カヲルにとって常盤家の生活は決して幸せなものでなかった。義父は理解あり義姉はやさしかったが。。読むのが辛くなるが、閉じる気も起らなかった。

2020/07/30

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