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お鳥見女房 (新潮文庫)

お鳥見女房 (新潮文庫)

お鳥見女房 (新潮文庫)

作家
諸田玲子
出版社
新潮社
発売日
2005-07-28
ISBN
9784101194233
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お鳥見女房 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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mocha

家族三世代に子沢山の訳あり居候。大所帯の中心で、おひさまの様に皆を照らすお内儀の珠世どのがとてもいい。女性として見習いたい。ちょっと『東京バンドワゴン』を彷彿とさせるような素敵なホームドラマだった。将軍の鷹狩を滞りなく行うために、お鳥見役は日々「お鷹場」を調査したり、お鷹様の餌となるスズメを獲ったりするらしい。そして、御公儀隠密という裏の仕事を拝命することも・・。家族それぞれのこれからがとても気になるので、全巻揃えなくては。

2019/06/14

とし

諸田玲子さんは「想い出コロッケ」が初読でしたが、、時代小説の方が私的にはあってると思いました。珠世が密偵として矢島家の当主を助ける物語かと思っていましたが、大家族(居候を含め)の難題を明るく、おおらかな気持ちで解決しながら矢島家を切り盛りしていく、派手な剣劇、や殺伐としたシーンがなく気持ちが和らぐほのぼのとした物語でした。

2013/07/31

keiトモニ

沢井多津殿が見事な女性になっていきますね。で、組屋敷の広さがどれ程か知りませんが、80俵5人扶持じゃそう広くはあるまいに。そこに13人ですか?食卓も大変。また厠なんかどうするんですかね。若いご婦人もいるのに…う~むその方が心配。皆様、肝っ玉珠世さんにほっこりさせられて、私も続きを読みたい。でも“来春まで”からスタートしましたから、仕方ないか。“心の通い合う家族がいれば、極寒の地でも貧苦の暮らしも切り抜けていけるものである”…涙が出ます。しかし極寒や極貧では残念ながら綻びが…それが現実の生活と言うものです。

2015/05/08

豆乳くま

代々将軍の鷹狩りの為の下準備をするお鳥見役の矢島家、子沢山浪人一家とそれを追ってきたのは父の仇討ちの娘、なぜか矢島家に転がり込みそのまま居候。てんやわんやの大騒ぎ、それを嫌な顔一つせず賄う一家のお内儀珠世さんを中心に繰り広げられる人情物語。とにかく珠世さんが素敵。少し前に読んだ本にもお鳥見役が出てきたがそちらは気楽なお役目のようだったが、こちらのお鳥見役は幕府の隠密が裏の仕事。そして事件に巻き込まれるのだが続くがきになる。

2015/09/16

くりこ

江戸時代にお鳥見役という将軍の鷹狩りの下準備をする役職がある事を知らずに、どんな話なんだろうと読み始めましたが、このタイトルのお鳥見女房である珠世さんの人柄が素敵すぎて癒されました。心配事が山盛りな終わり方でしたが、シリーズ読み進めていきたいと思います。

2016/02/11

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