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狐狸の恋―お鳥見女房 (新潮文庫)

狐狸の恋―お鳥見女房 (新潮文庫)

狐狸の恋―お鳥見女房 (新潮文庫)

作家
諸田玲子
出版社
新潮社
発売日
2008-09-30
ISBN
9784101194288
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狐狸の恋―お鳥見女房 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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mocha

長男・次男がそれぞれにままならぬ恋に悩む第4巻。武家ならではの数々の障壁を、珠世の機転で乗り越えてゆく。普段穏やかで無口な夫がいざという時は頼もしく、妻の才覚をしっかりと認めているところもいい。シリーズ初?の本物の悪人にゾクッとさせられた。

2019/06/21

優希

子供たちの成長を感じますね。お鳥見役が長男・久太郎に任命されだだでなく縁談が、二男・久之助には想い人ができるというだけで頼もしい成長を思わせます。夫・伴之助も任務を終えて矢島家は平穏と思いきや久之助の相手や久太郎の見初めた相手に家絡みの事情があるというのだから目が離せませんね。どんな状況でも子供たちの幸せを願う珠世の存在には救われます。暖かい笑顔で見守る珠世には癒されますね。家族の絆が彼女の笑顔によって支えられていると思います。子供たちの恋にドキドキしつつ、心がじんわりあたたかくなりました。

2014/09/11

keiトモニ

深井国解説に“珠世は綺麗な女性ではないが素敵な女性で、人の心を捉え感動させてしまう本当の美しさを持った女性”…こんな女性がお二人いたのを思い出します。心も姿も綺麗で、とりわけ心は愛すべき人柄です。で、さすが狐狸の恋というだけあって、酸いも甘いも噛み分けて…じゃなく恋もウスイも 数ある中に何とまあ甘いこと。図書館内乱なんて薄い薄い…。しかし“秋、雪、里、三姉妹も三様「だめよ秋姉さま、勝った人から順番よ」”…この時代にあって、ちゃんと競争心を教育し保持させています。現代の皆平等なんて雰囲気、おかしいでしょう。

2015/08/15

はつばあば

同じ親から生まれでても性格、気性、顔立ちから違ってきて個を主張する。その中で家庭の役割は大きい。子供達と暮らせるのはほんの一瞬の期間。もっともっと違う育て方ができたのではと珠世を見て思う

2014/04/04

あすか

「お鳥見女房シリーズ」矢島家長男の縁談に次男の恋。武家の次男の屈託も・・・。みんなどんどん大人になってくなぁ・・・。ところで、お鳥見女房シリーズといえばちまきか田楽だと思うんですがどうでしょう?(笑)

2020/11/25

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