女 (新潮文庫 ふ 18-9)
女 (新潮文庫 ふ 18-9) / 感想・レビュー
巨峰
70年代。フランス パリ。若い日本人男性と異国の女。セックスと愛。出会いと別れ。詩情溢れる恋愛ドラマ。濡れるパリの街角を舞台に大人の雰囲気が漂う。なんだか、とっても羨ましいぜ♪
2012/08/27
MIKETOM
70年代。モラトリアム系の日本人がパリに住み着き、そこで様々な女たちとの刹那的な恋にのめり込んだ六短編。かなりの性的なシーンがあるのだが、藤田の文体が乾いていて淡々としているのでエロさを感じない。良くも悪くも藤田の特徴ではある。女たちは皆虚無的で心に大きな屈託を抱えている。娼婦が多かった。子持ちの娼婦、突然男と消えた娼婦。亡くした夫が不能であったが、そこに愛情を感じていたポルノ女優、兄を愛したために他の男とは感じる事の出来ない女…。ストーリー性は薄いが何かが心に刺さってくる、そんな作品集。
2023/12/01
チェス
図書館本。特になし。
2019/03/29
おーうち
たしかに連続短編小説。
2015/05/09
みるて
図書館の本 読了
2010/06/21
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