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青空チェリー (新潮文庫)

青空チェリー (新潮文庫)

青空チェリー (新潮文庫)

作家
豊島ミホ
出版社
新潮社
発売日
2005-07-28
ISBN
9784101199412
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青空チェリー (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ゴンゾウ@新潮部

表題作を目当てに手にしたが、前後の作品がもっとよかった。もちろん「青空チェリー」も瑞々しかったけど、「ハニィ、空が灼けているよ。」は非現実的な世界だけど近未来はこんなことが起こるのではと本気で思わせてくれる。ハニィとダーリンなんて油断させてあのラストは凄く泣かせる。「誓いじゃないけど、僕は思った」きっとこんなオトコはキモいと女性は思うのだと。でも共感できるんです。

2018/06/10

やも

3話収録の短編集。表題作は第一回女による女のためのR-18文学賞受賞作品、だそう。「ゆるしてちょうだい、だってあたし十八歳。発情期なんでございます…」こんな出だしから始まる青空チェリー。素直でよろしい🤣ラブホを覗き見してる女のコがある日、同じ趣味の男のコと遭遇。2人は人のえっちを見ながらソロ活動をするのがお好み。ある日2人は興奮おさまらず、その後…あらまっ🙊💕こんな恋の始まりがあってもいいじゃない!たぶん!【気持ちいい】と【痛い】は恋に必要なのかも♡

2023/06/07

❁かな❁

今作で2002年にR-18文学賞の読者賞を受賞しデビュー!文庫化にあたり「ハニィ、空が灼けているよ。」は書き直し「誓いじゃないけど僕は思った」は単行本では「なけないこころ」だったものを焼き直し。表題作はR-18文学らしい作品で大胆だけど可愛く微笑ましく爽やか。「ハニィ〜」は意外な展開。すごくリアルで切ないけど前向きな終わり方も良かった。「誓い〜」は学生の頃の想い出も蘇り切なくなったりキュンとしたり。大切な瞬間を切り取り描かれるのがすごく上手く、瑞々しい文章で日常も輝かせてしまう。どのお話も大好き。

2021/03/11

りゅう☆

普通の大学生活を送るはずが戦争が始まった。愛する教授に疎開するように言われ田舎に戻り、プーのダーリンと付き合うことになったハニィ。だけどダーリンの元にある紙が届いて…。教授とダーリンの間で揺れ動く乙女心♡なんて軽くない「ハニィ、空が灼けているよ」/予備校の屋上からラブホの部屋の中を覗き見してると一人の男子がやってきて二人でそれぞれチョメチョメ…読友さんお恥ずかし本「青空チェリー」/中学の同級生アツコを忘れられない大学生。こんなに一途ってスゴイって思うけど、なら彼女作るなよ的な「誓いじゃないけど僕は思った」

2023/08/06

優希

R-18文学賞の『青空チェリー』を含む3編の短編集。明るいけれど泣きそうになるギュッとした感じはあります。ただ、ただ、切なくてグッとくるのですが何か物足りないものを感じてしまいます。『ハニィ、空が灼けているよ』は現代の戦争がテーマなのにもてあまし感がありました。重い題材を持ってきているのに完全に扱いきれていませんね。表題作はまさに変態。でも笑ってしまいます。全体を通してはまぁ10代の子向けかなという印象です。おそらくR-18というより18歳前後の女の子が読んで楽しめる作品といったところでしょうか。

2014/09/21

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