信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2)
信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2) / 感想・レビュー
岡本
Kindle。信長に翻弄された人生を歩んだ周囲の人達をえがいた短編集。信長の影響によって思い通りには人生を歩めないものの、ラストシーンではどこか気持ちよく最期を過ごす終わり方になっているのが特徴的。
2023/09/14
けやき
織田信長に翻弄された人々の短編集。今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地丹波、織田秀信の7人。佐久間信栄の話を1番興味深く読んだ。
2020/05/24
カムイ
天野純希って斬新な時代小説を描くんだなぁと、そら、信長が社長だったらと思うと絶対過労死するだろカムイはその下では働きたくない😱この小説に登場する人物7人は人間臭くある意味清々しく見えます三好義継のイメージは悪かったのですがこの小説を読んでガラリと変わり彼なりの矜持があったとそんなところの視点が面白くフィクションでありながらでも歴史の見方に膨らみを感じられる、百地丹波と信長のつながりあの首の行方と後の石川五右衛門もチラッと、天野純希は面白い
2024/06/15
活字の旅遊人
今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地丹波、そして織田秀信。真柄直隆、百地丹波についての引き出しは持ち合わせていなかった。短編ながらいわゆる脇役にスポットを当てた小説。各人の生き方それぞれ印象に残る。特に織田秀信(三法師さま)については、昔からどういう立場、心持ちで生きていったのか、気になっていたので満足。そして秀信の処遇を秀吉がどう考えていたのかも。秀信と有楽斎を比較して進める小説とかあったら読みたいなあ。百地丹波については、伊賀忍者ということで創作系いろいろあるのかな。探してみたい。
2021/08/27
如水
戦国時代の革命児で有り、権力者となった織田信長に貶められた武将6人と最終話は嫡孫の話の短篇7集。この本の特徴は信長主観で描かれて無い所。知恵比べで負けた、旧体質に依存した、信長の性質を見抜けなかった等、信長に翻弄された人達側にスポットを当て、『信長とは如何なる脅威だったのか?』が良く描かれてる所がスゴイ。同時にヒタヒタと迫り来る信長の影…を楽しめる演出👍こんな切り口の歴史小説もアリですね。最後の秀信(三法師)の話は、織田家の栄光をもう一度…と考えてしまう所に哀愁を感じます😢あれだけ強大だったのにねぇ…
2019/11/14
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