大阪ラビリンス (新潮文庫 あ 46-32)
大阪ラビリンス (新潮文庫 あ 46-32) / 感想・レビュー
ねむねむあくび♪
2014年、大晦日に、紅白を観ながら、読了。読み終えるのが何だかもったいないなあ~(^w^)純文学からミステリーにSFにと、多彩な大阪が、明治や昭和の香りと共に妖しく浮かび上がる。よそさんが思う、明るくて面白くてにぎやかな大阪とは、また違った顔でおま!どうぞお手に取って、楽しんでおくれやす~( ̄∀+ ̄)
2014/12/31
HANA
大阪市を舞台とした小説アンソロジー。ジャンルの垣根を越えて大阪の魅力を存分に見せつけてくれる。真夏の掘割に思いを馳せ水都を再発見するもよし、大阪城の穴や梅田ダンジョンで地下都市大阪を満喫するもよし、独特の人情に感に耐えるもよしとあらゆる方面隙がない。収録作どれも良かったけど、特に気に入ったのを上げるならば「梅田地下オデッセイ」や「面影双紙」等。前者はあそこに入った人ならば誰もが納得するだろうし、後者は大阪の商家の様子が絵巻物のような独特の美しさで表現されている。関西人ならずとも読んでもらいたい一冊だった。
2014/10/26
coolgang1957
大阪もんのレビューが続きまっせ😅 発表順に並べられたという編集、大阪を堪能させてもらいました。どれもこれも、ほんまに良かったんですが、ここ最近天王寺区界隈に出没してるおっちゃんなんで(生玉のタノキとちゃいまっせ🤨コンニャクは獲りませんよって😓)小松左京さんの「真田の抜け穴」がえろう気になってます。出口があったという真光院の北と南にはマンション立ってまっせ🥲有栖川さん、これやったら抜け穴も埋まってるんとちゃいます?ちなみに梅田ダンジョンは、抜ける自信ありまっせ、とおっちゃんの大したことない自慢🤣
2021/07/27
佐島楓
大阪を舞台とした短編のアンソロジー。純文学あり、SFあり、もちろんミステリありと盛りだくさん。純文学では甘くて苦い感触のものがほとんどで、そのほかのセレクトも驚かされるものばかり。大阪弁というリアルをひとつ持ち込むだけで、作中の世界が極彩色に変わるのが不思議だった。
2014/11/13
とりあえず…
大阪に纏わるアンソロジー。様々な時代の様々なジャンルの作家さん達が綴る大阪。ハズレなし。これだけ粒ぞろいのアンソロジーは初めて。 時代も変われば街の景色も言葉も移り変わるが、どれもこれも大阪そのもの。大阪の水際、梅田ダンジョン、船場に商店街。賑やかな喧噪も、人情も、気概も全部ひっくるめて楽しめる一冊です。
2014/12/02
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