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くちびる遊び (新潮文庫)

くちびる遊び (新潮文庫)

くちびる遊び (新潮文庫)

作家
花房観音
出版社
新潮社
発売日
2017-10-28
ISBN
9784101205823
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くちびる遊び (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

【読メエロ部】うーむ、どうも期待と違うと思って読み進めたら、あとがきで気づいた(遅っ)これも文豪シリーズの第二弾であったか。そんな中で、女心をくすぐったのが、『女禁高野』と『悦楽椅子』の二作品。『悦楽椅子』は、文字通りです(笑)

2018/04/18

starbro

花房観音は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『花びらめくり』に続いて、文豪官能短編集第二弾です。どの短編も原作を上手く料理し艶っぽくなっています。オススメは、江戸川乱歩の『人間椅子』を題材にした『悦楽椅子』です。【読メエロ部】

2018/02/01

じいじ

前作『花びらめくり』につづく文豪官能シリーズの第2弾。本作のタイトル装丁も前作同様、欲望をくすぐる甘美で官能的だ。俎上に載る文豪は、森鴎外、泉鏡花、太宰治、江戸川乱歩、与謝野晶子の五人。5作の官能要素を花房観音流の見事な調理、味付けでじつに美味しい料理に仕上がっていて、たいへん美味しかった。このシリーズは全編を通して、世相への諷刺が利いたユーモアに富んだ作品で読み心地も良い。著者あとがきを読むと、何のためらいもなく正義をふりかざすマスコミ世論(インターネットも含めた)への問いかけもあるようである。

2017/12/25

青蓮

「花びらめくり」に引き続き、森鴎外、泉鏡花、太宰治、江戸川乱歩、与謝野晶子等の文豪作品をベースにした官能渦巻く短編集。花房さんの作品は欲情のねっとりした香りが漂って来そうな程、湿度があってとてもエロティック。けれども単なるポルノではなく、そこには人間の複雑な感情、どうしようもない性(さが)や業が丁寧に描かれていて作品に深みを与えている。私は文豪好きなので本作は読んでいてとても楽しかったです。お気に入りは太宰好きともあって、若手政治家に恋をした秘書の独白形式で綴る「タレコミ訴え」。目くるめく官能世界を是非。

2017/11/03

りゅう☆

恋した女が友人と婚約し嫉妬で破談させるもキモイの一言を浴びせたい。恋人が他の女を妊娠させ職も男も失い傷心で訪れた高野山で出会った僧侶が背中を流してくれてイイ気持ちにさせてくれたけど、普通は背中流してもらわないよねーなんて冷静になったり。愛してやまない代議士への思いがセーブできず独りよがりになって怖いんですけど…。ある絵の影響でセックスレス夫婦の営みが変わってきたけど尻に埋もれて苦しいのに喜んでる夫にゾワッ。肉体を伴わない精神の愛より肉体の交わりで快楽を手に入れた方が勝る…うーん、欲張りな私は両方がいい笑。

2019/03/13

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