邪馬台 蓮丈那智フィールドファイルⅣ (新潮文庫)
邪馬台 蓮丈那智フィールドファイルⅣ (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
北森さんが若くして亡くなられたので、その婚約者であった人が最後を書き継いだものだそうです。再読ですがいつものことながら楽しめました。「阿久仁村遺聞」という文書をめぐりつつ邪馬台国の話や卑弥呼あるいは北森さんのほかの作品も出てきます。またこのシリーズのなかでは下北沢の店主や旗師の女狐と呼ばれる人物も登場して大サービスです。助手の内藤という人物が大分成長している感じです。
2023/08/22
KAZOO
今までのシリーズとは若干趣が異なっているような感じがします。そこがご不満の方もいらっしゃるとは思いますが、北森さんの一番近くにいた人が完成させてくれたので私は十分に満足しました。結構長いけれども考古学や神話の世界が出てきたりして、今読んでいる梅原猛さんの書いている世界にも近くて興味深く読ませてもらいました。
2014/03/04
五右衛門
読了。読み終えて呆然となったまま感想です。この物語はフィクションですよね。ノンフィクションではないですよね。余りに史実っぽく描かれており本当はこの様な史実が隠されているのかも。これって嵌まってますか?のめり込んでますよね。確りしたミステリー(謎解き)にもなっており満喫しました。他の作品の登場人物も追いかけます。あとがきに有りましたが作者様が逝去されておるとのこと。余りにももったいない。合掌。
2021/11/23
れみ
再読。あらためて、こんなお話を考える北森鴻さんという人は本当に凄い人ですね。まだまだ長く色々な作品を読ませて頂きたかったです…。
2014/03/23
Norico
こちらも「天鬼越」と一緒に図書館で。今まで読んでなかったのがもったいない。那智さん、ミクニさん、冬狐堂も懐かしくて、一気読みしてしまいました。邪馬台国を何処に比定するかという、最大の謎ともいえる部分をどうでもいいと言ってしまう那智さん、ステキです。民俗学は想像力の学問ですねーー!面白かった!
2015/11/15
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