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機巧のイヴ 新世界覚醒篇 (新潮文庫)

機巧のイヴ 新世界覚醒篇 (新潮文庫)

機巧のイヴ 新世界覚醒篇 (新潮文庫)

作家
乾緑郎
獅子猿
出版社
新潮社
発売日
2018-05-29
ISBN
9784101207926
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機巧のイヴ 新世界覚醒篇 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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starbro

本日は、京都日帰り出張のため、4冊読めました。まずは、1冊目、4年半前に読んだ『機巧のイヴ』の最新作が出たので、未読の2作目を読みました。今回は、長編で機巧人形・伊武復活、世界観を堪能しました。但し、表紙絵は好みではありません。これだと美人とは言えないのではないでしょうか?以前の単行本のデザインの方が好いと思います。続いて最新作『帝都浪漫篇』へ。

2020/03/12

あも

前作から100年。新大陸で催される万博会場が舞台。機能を停止し文字通り動かぬ人形となった伊武は万博の展示品として新大陸へ。短編集だった前作とは異なり、万博の裏にある意図に翻弄される日向という男を主役に据えた長編。前作の読者が期待する物から離れた話だろう…とは思うが、個人的には現実世界の壮大な似姿である世界を堪能できる喜びが大きい。エジソンを彷彿とさせるフェル電気の直流・交流争いや日中戦争を元にした戦争の悲惨など、各エピソードが連なり世界の姿は更に広がる。ただし本作のMVPは伊武でも日向でもなく、胸パット。

2019/03/16

★Masako★

★★★+ 「機巧のイヴ」続編。舞台は前作から100年後、新世界大陸の都市・ゴダム。長い年月を経て機能を停止したイヴは、ゴダムで行われる万博の目玉として、日下國のパビリオンに展示されていた。が、ある事がきっかけでイヴは覚醒する。やっぱりイヴは可愛い! 人間のように顔を赤らめ悔しがり(胸パットの件は笑った♪)目を潤ませる。そして“天帝”との運命的な再会。ただ今作の主役は辛い過去を持つ探偵・日向か。イヴの出番が少な目なのが残念! 今作は覚醒編。覚醒の後は…続編ありそうなので楽しみに待っています!

2019/05/22

ゆかーん

久々に夢中になってページをめくる手が止まりませんでした!前作からパワーアップした『新世界覚醒編』では、機巧人形のイヴが日下國から飛び出し、異国の地で展示品扱いされてしまうという不安的なスタート…。博覧会の目玉として囚われていた彼女が、変態男に誘拐されるというドキドキの展開が続きます!前作から100年後の世界は、蒸気機関が発達した異世界。スチームパンク好きな人には、大興奮のスペクタクル冒険活劇です!人間に引けを取らない彼女の佇まいは、異世界の男どもでさえも次々に虜にしてしまう、魔女のような魅力があります!

2018/09/03

おかむー

江戸時代風架空世界を舞台としたスチームパンクの続篇は、前作から100年後のゴールドラッシュあたりのアメリカ風新世界が舞台の物語、『可もなし不可もなし』。物語のキーとなるのは前作と同じく機巧人形・伊武だが、主軸は語り部となるやさぐれた雇われ探偵・日向の屈折とそれに至る過去なので伊武が活かされていないこと、猟奇殺人と食人などの異常性の描写が悪目立ちしすぎていることで全体にエグ味が強い作風になっていて残念。格闘術“バリツ”宗家の出身ではねっかえりの職人・八十吉の存在が唯一の救いかな。

2020/05/02

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