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死にゆく者の祈り (新潮文庫)

死にゆく者の祈り (新潮文庫)

死にゆく者の祈り (新潮文庫)

作家
中山七里
出版社
新潮社
発売日
2022-03-28
ISBN
9784101209623
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死にゆく者の祈り (新潮文庫) / 感想・レビュー

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のり

大学の同級生でもあり、登山サークルで命を預けあった「高輪顕真」と「関根要一」は、数十年の時をあけ、教誨師と死刑囚として再会した。カップルを殺害した罪で。しかし、顕真は違和感を抱く。教誨師として道を説き、安らかにその日を迎える事が出来るように導くはずが、事件の裏に隠された真実を追うことにする。冤罪で彼を送る事は出来ない。職務の範囲を逸脱した行為だが、一人の刑事も助力付き添ってくれる。相変わらずラストには想像を超えた結末が待っていた。

2022/09/06

KAZOO

中山さんお得意のどんでん返しが最後にやってきます。死刑囚の仏教の教誨師の学生時代の友人が死刑囚として刑務所にいます。学生時代に山で遭難しそうになった時に助けてくれた友人です。その友人がからむ事件を自分で追っていくうちに様ざまな状況が明らかになっていきます。ただ最後まで友人の罪を覆すことができません。最後が少しあっけない感じでした。

2024/06/30

ふじさん

浄土真宗の僧侶で教誨師の高輪顕真が拘置所で出会った死刑囚は友人の関根要一だった。彼は、顕真の命の恩人だった。事件の詳細を知り、違和感を感じ自分なりの調査を始める。この事件を担当した刑事の文屋の協力を得て、不可解な謎に迫る。調べる中で、友の無実が次第に明らかになるが、無実の罪で何故死罪を選択するのか、謎は深まるばかりだ。死刑執行が迫る中で、顕真は友を救えるのか。はらはらどきどきの展開が続く。そこは、どんでん返しの帝王、驚愕の結末が待っていた。人の死と命と向き合う姿や親子の物語、教誨師を描いた奥深い小説。

2023/05/15

金吾

○関根の発想に無理を感じるところはありますが、テンポよく読めました。ラストはどんでん返しにもほどがあるだろと思いました。また事件の風景はストーカー軍団だろとも感じ、想像すると少しクスリとなりました。

2023/12/12

キムチ猫屋

仏の教えに心拍上がる!真相に近づく経緯に緊張感が高まっていく。顕真の不器用な真っ直ぐさ、関根の無骨な優しさ。そして、やはり、周りを固める文屋刑事、田所刑務官。極みは良然!キャラが良すぎだわ!ラストの良然の言葉にシビレました!仏の導きに感動しっぱなしでした。それにしても、事件捜査は杜撰すぎよねー、ま、これが小説なんだろうが¯⁠\⁠_⁠(⁠ ͡⁠°⁠ ͜⁠ʖ⁠ ͡⁠°⁠)⁠_⁠/⁠¯

2022/09/23

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