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ひとつむぎの手 (新潮文庫 ち 7-72)

ひとつむぎの手 (新潮文庫 ち 7-72)

ひとつむぎの手 (新潮文庫 ち 7-72)

作家
知念実希人
出版社
新潮社
発売日
2021-04-26
ISBN
9784101210728
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ひとつむぎの手 (新潮文庫 ち 7-72) / 感想・レビュー

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イアン

★★★★★★☆☆☆☆本屋大賞2019にノミネートされた知念実希人の長編。一人前の心臓外科医を目指す平良は、心臓外科の権威・赤石の下で激務に励みながら3人の研修医の指導を任される。そんな中、赤石の不正を糾弾する密告状が届き…。平良は希望する出向先を勝ち取ることができるのか。赤石が平良に対して託したある思いとは。「密告状を送ったのは誰か」というミステリ要素もあるが、どちらかといえば人生の岐路に立つ一人の医師の成長譚の色合いが濃い。沖縄が医師としての墓場みたいな扱いには閉口したが、着地点はいい意味で裏切られた。

2023/07/29

H!deking

単行本は買って積んであったんだけど、こないだ文庫のサイン本見つけて思わず買ってしまいました。安定のリーダビリティで面白かったです!

2021/05/22

ワレモコウ

心臓外科医の平良祐介が主人公。平良は、赤石教授から3人の研修医の指導を任される。3人の内2人が入局すれば、心臓外科医として貴重な経験を積める病院への出向が叶う。ライバルは、後輩であり赤石教授の甥でもある針谷医師。要領が悪いけど、真摯に患者と接する平良の成長物語。今まで読んだ中では、一番心温まる話だった。頼りなくて迷ってばかりの平良だけど、いざとなると力を発揮する。研修医たちも、いい医師になるだろうな。

2021/06/27

TAKA

医者も政治家と同じで初心忘るべからずですね。命を救うために志したのに権力闘争に明け暮れてるのもなんかね。主人公の平良もその道を辿っていくんじゃないかと。実力を認めることで苦汁の決断をするのはエリートにとって並大抵ではないだろうけど、もうちょい芯があれば利用されることもないんだろうけど。まあハッピーエンドでよかったんじゃない。「誰が悪いわけでもないのに理不尽なことは起こる。そして、医師というのはその理不尽を呑み込まないといけない」人を助けるとはそういうことですよね。諏訪野先生が立派になってたよ。

2024/01/26

ほんた

心臓外科医の平良は,富士第一総合病院へ異動するという希望がありました。平良はある日三人の研修医を抱えることになります。この三人がそれぞれ特徴あって,平良は指導に苦悩します。三人のうち二人を心臓外科医に入れれば望みが叶うという確約をもらった平良。最終的に平良は希望する病院への異動を決めることができるのかがポイントです。 https://hontablog.com/ひとつむぎの手

2022/12/03

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