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ポスドク! (新潮文庫)

ポスドク! (新潮文庫)

ポスドク! (新潮文庫)

作家
高殿円
出版社
新潮社
発売日
2017-12-25
ISBN
9784101212210
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ポスドク! (新潮文庫) / 感想・レビュー

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papako

月収10万、36歳独身、扶養者ありのポスドクの瓶子先生。実力も頭脳も持ち合わせているのに、縁に恵まれず、非常勤に甘んじている。数日前に新聞で日本の研究者の状況が書かれていたけど、こんな将来しかないなら研究なんて続けられないよね。それでもあくまで研究で闘おうとする負け戦のプロ瓶子!長いものには積極的に巻かれろ!一生研究者、きっと瓶子先生なら大丈夫。そして甥っ子の誉くん!ちゃんと言えて良かった。『僕、セレブ和牛に相応しい血肉になる!』もう、ギュッてしてあげたい。面白いって言っていいのかな。ても面白かった。

2019/09/09

ジュール リブレ

あれだけ寝ずに休みも取らずに働いて月給10万円!教授に良いように使われ周りとの足の引っ張り合いもあり、とんでもないブラックな世界がアカデミアにあるのかな。世界はいろいろ。素直な心に救われる。

2021/02/02

佐島楓

新年一発目。高殿さんの御本は文庫化しているものを中心にけっこう読んでいるけれど、この作品が一番エンタメとして面白かった。

2018/01/01

真理そら

一家に1人誉君!と思いつつこのスーパー小学生を愛でる気分で読了。K大の大学院を修了し順調に研究者の道を進んでいたはずの貴宣なのに私大の非常勤講師として経済的にも研究的にも岐路に立っている。そんな貴宣のアパートの入り口に小3の甥っ子・誉が置き去りにされていたため甥との二人暮らしをする羽目に…。学内での足の引っ張り合いやら利用するだけの教授やら研究者の道は楽ではない。同じ作者の作品に登場する某外商部員に似た薬膳クンも魅力的だ。決意を固めた貴宣のその後も読んでみたい。

2024/04/25

巨峰

主人公含めて登場人物が変な思考の人ばかりだったけど、それが良かったと思います。しかし、36歳でその立場はしんどいですよね。

2021/08/09

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