ポロック生命体 (新潮文庫)
ポロック生命体 (新潮文庫) / 感想・レビュー
やいっち
車中で仕事の合間の楽しみに読み始めたのだが、悲しいかな途中から流してしまった。2012年から2019年にかけての初出作品。書き手は、かの『パラサイト・イブ』の作家。日本のSF作家・ホラー作家。第16代日本SF作家クラブ会長。など。SFは嫌いじゃないし、テーマはAIと来ると、多少の期待を以て手にした…のだが。
2023/02/12
ソラ
〇今まさにAIのべりすとやお絵描きばりぐっどくんなど生成系のAIが気軽に利用できるようになってきている情勢でタイムリーな作品。
2022/11/20
みき
AIの倫理問題に切り込んだ短編集。AIの持つ人間味とは何か、またはAIは人間味を持ち得るのか。それともAIは、人間とは全く別の何かで、人間には想像も及ばない何かを想像し続けるのか。表題作のポロック生命体では、AIは「生命力」を持つ作品を生成する。果たして人間はそのAIを受け入れて尊重すべきであるのか、拒否して制限するべきであるのか。私にはわからないけれど、これからこういうことは増えていくんじゃないかと思う。様々なケースにおいて、それぞれ倫理問題を検討していかなくてはならないと思う。
2024/01/25
T
人の感性とAIの関わりを通して「人間らしさ」を考える4篇の短編集。解説でも書かれているイラストAIや歌手・美空ひばりさんを再現した歌唱AIなど、現実世界で良くも悪くも話題になった生成系AIの進歩と世間の反応と一致した表題作「ポロック生命体」の内容は個人的にすごく身近に感じました。
2023/02/11
Porco
『AI のべりすと』や『手掴みでラーメンを食べる樋口円香』がバズり、生成形AIが大衆芸術にわかりやすくそしてダイナミックに進出してきた今年から遡ること二年前。それを予期してたかのように本作は版行されていた。凄まじいタイミングである。 (1/2)
2022/11/13
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