情報、官邸に達せず (新潮文庫 あ 45-1)
情報、官邸に達せず (新潮文庫 あ 45-1) / 感想・レビュー
しーふぉ
情報収集は大切だが、それを活用することが大事。外務省の縄張り意識と、自分達の為にわざと必要な情報を内閣に渡さないとか愕然とします。 情報機関と政策決定機関を峻別するのは常識だというが日本は出来ていない。怖さを感じた。
2014/06/08
モリータ
◆単行本1996年3月文藝春秋刊。文庫版(本書)はそれに大幅な加筆・改訂を加え2001年8月刊。◆危機においても縦割りの官僚主義が優越し、政治(官邸)が情報収集の面でも危機管理の面でも劣後していることをケースごとに描く。また危機管理のみならず、災害時のトリアージに代表される被害管理の重要性も主張。◆震災関連で三章を読んだが、ほぼ既知の流れ。その他の章もざっと。◆章立て;①JCO臨界事故/②麻原逮捕/③阪神・淡路大震災/④金正日死去/⑤ルワンダ難民PKO派遣/⑥内閣機能強化の頓挫/⑦各省庁の情報収集能力
2024/04/06
イガラシ
阪神淡路大震災は、日本の危機管理が見直されるきっかけになったのだろう。当時の状況では、総理大臣が誰であっても同じ事だったのかな。当時はお粗末だったけど、今はどうだろう。
2019/03/16
鉄路のほとり
ノンフィクション。平成時代に起きたさまざまな総理官邸と官庁とのミスコミュニケーション事例を素材にして日本のインテリジェンス機関のあるべき姿を考察する。
2019/03/13
kinupon
今も昔も変わらない日本の姿がある。
2012/12/15
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