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封印されていた文書: 昭和・平成裏面史の光芒Part1 (新潮文庫 あ 45-2)

封印されていた文書: 昭和・平成裏面史の光芒Part1 (新潮文庫 あ 45-2)

封印されていた文書: 昭和・平成裏面史の光芒Part1 (新潮文庫 あ 45-2)

作家
麻生幾
出版社
新潮社
発売日
2002-02-01
ISBN
9784101219325
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封印されていた文書: 昭和・平成裏面史の光芒Part1 (新潮文庫 あ 45-2) / 感想・レビュー

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KAZOO

麻生さんの小説はいくつか読んだことがあります。実際の事件をモデルにしたようなものが多かったような気がします。この本は2分冊に分かれていて日本の実際にあった事件で今までにあまり公表されていなかった文書を中心に事件を再構成されています。特に三菱銀行の事件はこれほどひどいものだとは今までもあまり知らなかったのですが、日本で起きたような気がしません。映画の中での出来事のようです。

2016/12/02

TATA

読友さんのレビューから。三菱銀行北畠支店、ホテルニュージャパン、あさま山荘、ミグ25函館空港緊急着陸といまだに語られる重大事件を機密文書から紐解く。三菱銀行の事件は両親、兄がテレビに釘付けになっていたのを覚えている。酸鼻を極める辛い描写もありますが、あらためて読み込むと、こういったことの積み重ねの上に今の社会があるということが身に沁みて分かります。未曾有の災害、事件は起こりうるものなんだろうけど、こうやって日本の社会は強靭さを獲得したのだろうなあ。part2もあるのですが、読むのが少し怖いです。

2020/11/19

James Hayashi

函館空港強行着陸事件は子供の頃であったが印象に残っている。その背景は最新鋭のミグ25から情報漏れを防ぎたいソ連と、国交を持たない日本とのせめぎ合いであった。反対に日本は戦闘できる状態でない事を始めてしったお粗末な状況。しかしこの事件のオチは面白く傑作。(笑)。あさま山荘事件の詳細(逮捕されながら超法規的措置で釈放された板東國男、クアラルンプール事件、その時の政府など気になる)。三菱銀行人質事件の梅川は「破滅」を読んでいるが、こちらの方がより背景が分かり背筋が凍った。事件を通し昭和という大変な時代がわかる。

2020/08/11

しーふぉ

誰でも知っている事件がほとんど。取調室の様子がリアルで、人間関係を築いて信頼を得てから色々な話しを聞き出しているのがよく分かりました。

2016/11/29

nobody

中身の貧弱さを専門用語濫用のこけおどしで誤魔化すのはオペレーション麻生の常套手段だ。危機管理上最悪の想定の基に対策を練るので気宇壮大な構えをとり竜頭蛇尾な現実に終わる。それが本になるとまあガスが溜まってしまう。また権力者どもには対策立案自体が目的化するという性癖があり、策案への没頭はままならぬ行き詰まりの中であたかも仕事をしている気にもさせる。麻生にとって「極左暴力集団」や「テロリスト」はダニや蝿のような駆除対象に過ぎぬ。その駆除勢力への礼賛一辺倒姿勢は更なる社会悪化しか招かぬだろう。あっ、それが狙いか。

2020/12/30

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