消されかけたファイル: 昭和・平成裏面史の光芒Part2 (新潮文庫 あ 45-3)
消されかけたファイル: 昭和・平成裏面史の光芒Part2 (新潮文庫 あ 45-3) / 感想・レビュー
KAZOO
麻生さんの裏面史の2冊目の本です。やはり結構表には出ていない部分があるのですね。最初の国松長官の事件など読んでいると、本当に警察庁内部の暗闘というものがあるのですね。警察小説の中だけの話と思っていたのですが。また政治家が絡む事件も今まであまり知らないことばかりです。どうしてマスコミは発表しないのですかね。政府からの圧力なのでしょうか?
2016/12/04
James Hayashi
「封印されていた文書」パート2。國松長官狙撃事件は北朝鮮絡みの犯行の可能性もあるというが、詳しい事実関係は書かれていない。函館ハイジャクでの道警、警視庁特殊部隊は見事である。それまでのテロ対策が生きていなければ、長期化と犠牲者が出た事は否定できない。その他、グリコ森永事件、吉展ちゃん事件など
2020/08/14
kinupon
金大中事件や中川一郎の自殺事件・・・その他一般人にはわからない裏の社会からみた事件を追っています。本当はもっといろいろなことが起こっているんだろうな。
2011/11/05
unpyou
昭和・平成の迷宮入り事件、誰もが知っている歴史的瞬間の裏面を描く「封印された文書」の続編。重信房子逮捕に賭ける府警公安の捜査、小渕恵三急死に直面した医療現場と政権交代の局面など面白かったが、最も印象深かったのは中川一郎自殺をめぐるソ連情報筋の暗躍の章で、スパイ戦の非情な現場もさることながら担ぎこまれた縊死状態の中川一郎の描写があまりに・・。自殺を考えてる人には一度読ませると思い止まるかも、と思わせる凄絶さだった。
2011/08/24
ゲンゲン
興味のあった事件を順番に読んでいった。日本赤軍の重信房子の章は興味深く読んだ。彼女が逮捕されたとき確かに結構な騒ぎになったのをかすかに記憶している。赤軍関連の本はいくつか読んだけど、彼女に特化したものや国際テロ組織になる前段階の学生運動から発展していったテロ活動に関する本ばがりだったのである意味新鮮だった。国際テロリストとしての活動がどうだったのかもっと知りたくなった。もちろんそれを賛同するつもりは毛頭ないのだが興味がある。発行年が10年以上前というのもあって、ちょっと古いのは仕方がない。面白かった。
2016/08/25
感想・レビューをもっと見る