KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

警官の血 上 (新潮文庫)

警官の血 上 (新潮文庫)

警官の血 上 (新潮文庫)

作家
佐々木譲
出版社
新潮社
発売日
2009-12-24
ISBN
9784101223223
amazonで購入する Kindle版を購入する

警官の血 上 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

サム・ミイラ

親子三代に渡る大河ドラマ。とにかく長いしタイトルからも重そうで、敬遠しがちな小説だとは思うがこれはもう読むしかない!描かれるそれぞれの時代の出来事の多くは私が生きた時代と被るので共感する部分が多く、これは東野圭吾氏の「白夜行」にも通じるところ。若い方もぜひ読んで欲しい作品。

遥かなる想い

2008年このミス国内第1位。 警官三代の人生を通して、昭和から平成の時代を描いた骨太の警察小説である。 上巻は 戦後の駐在所で働く清二と その息子民雄を通して、昭和の時代を描く。 北大過激派に潜伏する民雄の日々が 息苦しい…学生運動盛んな時代が 今に重く蘇る…父清二の時代からの事件が どう解決されていくのか? 下巻の展開が楽しみ。

2020/12/14

Richard Thornburg

感想:★★★★★  舞台はWWⅡ直後の東京。  時代考証的にもいかにも「昭和」って感じで、昭和生まれのワタシには京極夏彦の百鬼夜行シリーズと同じくうれしい世界です。  安城清二の話からその息子の安城民雄の話へ移っていく。  それぞれの時代背景と警察官としての責務と葛藤。  民雄の時代の話になってから私自身が子供の頃にリアルタイムで新聞やニュースで見聞きした事件も書かれており、妙に生々しく感じられました。  父の死の真相に迫り、民雄が警ら課に移籍できるか否かというところで下巻へ。

2022/02/23

ふじさん

警察官となった安城清二は、天王寺駐在所勤務となり、人情味溢れる駐在だったが、五重の塔の火災があった夜に、謎の死を遂げる。息子の民雄は、父親の後を追うように警察官の道を歩む。彼の能力を見込まれ、大学生として新左翼運動の潜入捜査の任務を就く。しかし、その過酷な任務が、彼の精神を病み、仕事でも家庭生活でも辛い日々を過ごすことになる。三代にわたる警察官一家の大河ミステリー、民雄とは時代が重なる部分が多く、読んでいて共感と懐かしさで心が満たされた。民雄の今後が心配だ。父親の死の真相や二つの事件の真相も気になる。

2022/11/01

青葉麒麟

前にやったテレ朝のドラマ版を思い出しながら読んだ。任務のために少しずつ気持ちが磨り減って行く民雄編は読んでいる此方がまいりそう(>_<)ご近所さんとの結び付きが強い清二編の方が好き。

2013/11/08

感想・レビューをもっと見る