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警官の条件 (新潮文庫)

警官の条件 (新潮文庫)

警官の条件 (新潮文庫)

作家
佐々木譲
出版社
新潮社
発売日
2014-01-29
ISBN
9784101223261
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警官の条件 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ehirano1

う~~ん、映像化を意識したのでしょうか、「警官の血」に比べ少し見劣りしました。ラストシーンを味わうには「警官の血」を先に読んでおいた方が良いと思います。ストーリー展開とエンディングから本作の続編はあると思っています。プロットは相当難しくなると思いますが著者ならやってくれると期待しています。

2016/07/09

ふじさん

「警官の条件」は「警官の血」を承ける作品。警部の和也は自らのチームを指揮し、覚醒剤の新流通ルートの解明に奮闘するが、過程で重大なミスを犯す。暗雲がたちこめる警視庁に、悪徳刑事の加賀谷が戻ってくる。現職警察官の死、覚醒剤の取引に関わるヤクザ社会等の複雑な動き、捜査に関わる各課の確執等、色々な要素が絡み合いスピード感溢れる展開で、物語は終盤を迎える。最後に、自分の命と引き換えにかって加賀谷を退職に追い込んだ元部下の和也に大きな事案の解決に託すことに。死ぬ間際の加賀谷の言葉「世話かけやがって」が泣かせる。

2022/12/12

Richard Thornburg

感想:★★★★  先日読んだ『警官の血』の続編。  主人公は安城和也なんですが、退職~異例の復職を果たす加賀谷仁のほうに目が行く感じ。  復職した加賀谷は暴力団からも一目置かれる存在になっていたのだが、やはり相手にしている連中が連中なので、どうしても光の当たる部分よりは影の部分の色合いが強く出てグレーゾーンへ。  ラストの落とし方はまぁまぁこういうことになるんだろうなとは思えたのですが、個人的にはちょっと急ぎすぎた落とし方だったかな?・・・という印象を受けました。

2022/03/13

森オサム

「警官の血」の続編。前作は親子三代に亘る警察官一家の話だったが、今回はその最後の主人公だった安城和也と上司で有った加賀谷仁の二人の視点で物語は進む。麻薬密売組織の捜査と同時に、警察内部での手柄争い、縄張り意識についても子細に描かれ、警察小説として良く出来た作品だった。和也の心情は結構書かれているものの、加賀谷の内心は書かれていない。なぜ警察に復帰したのか、病院の描写に意味は有るのか、そして和也の事をどう思っていたのか。事件 の内容は割と単純で、本作は推理物では無く人間ドラマである。濃密な時間を楽しめた。

2019/12/15

小説を最初に書いた人にありがとう

一泊二日の京都旅行で一気読みでした! 警官の血の続編でしたが私は本作のほうがスピード感、スリル、緊張感が物凄くて好きでした♪ 確執の有った?二人が最後あんなラストを迎えるとは。。 本当に楽しめました♪

2014/03/10

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