警官の掟 (新潮文庫)
警官の掟 (新潮文庫) / 感想・レビュー
ゆみねこ
あぁ!これも文庫化で改題…。「犬の掟」で既読でした。一人の暴力団員が射殺され、犯人を追う所轄刑事の門司と波多野。一方、捜査一課の刑事・松本と綿引には所轄より早く犯人を挙げるようにと密命が下る。うん、やはり門司さんがかわいそう。。
2018/05/04
k5
佐々木譲+「警官の」という言葉で期待値が上がりまくってしまった観はあります。そう思うとちょっと薄かったのは否めません。20代の頃にルートセールスで担当してた土地が舞台ではあるんだけどね。ただ、最近好きな作家は?と言われて頭に浮かぶルメートルと、ケン・フォレットの両方をできる作家って佐々木譲さんしかいないな、と思うと、もう一度一通り読み返すしかありません。
2021/08/31
OCEAN8380
佐々木譲さんの警察小説は面白いですね。捜査一課と所轄刑事課の交互に話が展開していくのも良かったです。後半で一気に話が盛り上がってなかなか読み応えがありました。
2018/05/30
Kaz
警察小説には定評のある著者の代表作であると聞く。ハイテンションではなく、むしろ淡々とした展開から怒涛のラストへ。そういうオチですか。 場合によっては人命よりも優先される。「掟」という言葉には、それだけの重みが感じられる。警察官の掟を破らざるを得ない犯人は、誰にも癒せない悲しみを背負っている。その悲しみは解明されるが、期待したほどの闇が無かった。そこだけは残念だが、秀作だとは思う。
2019/01/18
がんも
松本と綿引のコンビと波多野と門司のコンビが別々の事件を追っていくうちに、事件がどんどん絡んできて……佐々木さん得意の2つのコンビの話が交互に出てきて飽きさせないのですが、今回はお互いメインが聞き込みなので、途中でゴチャゴチャに^^; もう少し最後の彼の心情をじっくり書いて欲しかったかな〜
2018/05/09
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