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浅草キッド (新潮文庫)

浅草キッド (新潮文庫)

浅草キッド (新潮文庫)

作家
ビートたけし
出版社
新潮社
発売日
1992-11-30
ISBN
9784101225128
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浅草キッド (新潮文庫) / 感想・レビュー

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鉄之助

Netflixの『浅草キッド』が、あんまり良かったのでビートたけしの原作本を手に取った。たけしの文才が圧倒的で、読んでいてそのままシーンが浮かんでくる。たけしの師匠・深見千三郎が、「芸人は、靴だけはいつも新しいものを履いておけよ。人は足元を見るっていってな…」と説教をする。このくだりが、印象深かった。いつまでたっても師匠を越えられない、と告白するたけしの師匠愛を実感できた。文庫本の解説、井上ひさしの「たけしさんへの手紙」も出色の出来。浅草フランス座の全盛期の香りが、いまだに漂ってくる気がした。名著だった!

2022/02/01

むーちゃん

読了。小さい頃からビートたけしのファンでした。今では、大御所。そして、引退もささやかれるほど。ビートたけしの原点が浅草にあり。 楽しく読ませていただきました。

2021/12/22

ホッパー

とても良かった。人情味のある師匠とのエピソードの数々、浅草の劇場での生活感、どれも面白いし人間臭さに感情移入してしまう。素敵な本。この話からあの映画の構成を作った劇団ひとりさんもスゴいと感じた。もう一度映画を観たくなる。

2022/03/13

saga

哀愁を帯びた同題の歌はお気に入りだ。管見にして知らなかった深見千三郎師匠。浅草フランス座というストリップ劇場で芸人としてスタートをきったタケが、そこで修業する中で、踊り子、照明係、そしてコント仲間との生活を描き出す。B&Bに触発されて、東京で毒舌漫才を創出したことを初めて知った。解説は先輩の井上ひさし。たけしの後輩である「いのうえ」がゴーストライター? とはいかないまでも、かなり影響を及ぼしていたような筆運びは興味深い。

2022/08/20

yamatoshiuruhashi

北野武が大学を辞めフランス座で深見千三郎の弟子となるところから、漫才ブームに乗ってビートたけしとして売れ始めるまでの自伝。深見師匠とフランス座を巡る人々との濃密な人間関係が染み入る。映画を先に見てしまったので、深見が大泉洋、たけしが柳楽になるのが残念。

2024/04/25

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