みんな自分がわからない (新潮文庫 ひ 11-8)
みんな自分がわからない (新潮文庫 ひ 11-8) / 感想・レビュー
Y2K☮
単行本の刊行は93年。当時は「消費税を15%にすれば所得税はゼロでいい」なんて話があったのか? まだまだ好景気。いまでは考えられない。著者はバブル期における文化の破壊を憎み「不景気になれば少しはマシになるだろう」と期待していたようだ。残念ながらただ格差が広がり、貧しい国になっただけだった。自民党とTV局の体質は2024年の現在もここに書かれている通りではなかろうか。「不景気で唯一困るのは、税務署がうるさくなること」も(唯一ではないにせよ)一緒だろう。税務署を財務省に入れ替えたら、そのまま現代でも通用する。
2024/10/10
うちこ
『教祖誕生』に近い時期の発言が知りたくて読みました。映画公開と同じ1993年の本です。 統一教会とオリンピックへの言及が多く、なんでこんなに? と思っていたら、1992年に夏も冬もオリンピックがあったのでした。バルセロナとアルベールビル。オリンピック・バブルのピークがここなのでした。 いま読んでもタイムリーで驚くところと、社会が改善されたと思うことの両面がありました。 自分は日本がどんな選択をする国だったら、自分の誇りにつながる考えが持てただろう。持てるだろう。そういうことを考えるきっかけになりました。
2022/11/02
よう
図書館本。
2022/10/18
Chiyo Morimoto
何にも目標がなくて、ただ淡々と生きるのが一番素敵なんだよ。 養老さんの解説もおもしろかったー。
2015/02/26
トラッシュ太郎
不景気だから、工夫してみんな頑張るようになる。 金がないから、みんな残業してる。 たしかに〜
2020/03/18
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