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魚が見た夢 (新潮文庫 ゆ 8-4)

魚が見た夢 (新潮文庫 ゆ 8-4)

魚が見た夢 (新潮文庫 ゆ 8-4)

作家
柳美里
出版社
新潮社
発売日
2003-03-01
ISBN
9784101229249
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魚が見た夢 (新潮文庫 ゆ 8-4) / 感想・レビュー

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秋 眉雄

1992年4月から2000年5月まで、著者23歳から32歳までの8年間に書かれたエッセイを意識的に加筆訂正どころか読み返すことさえ無く書籍化したもの。そのため、むき出しになった生々しさが延々とついて回る読書になります。同じところを回り続けながらも上昇、或いは下降していく、螺旋のようなものを感じました。不動産業を営む母親から「金貸して」のFAXが幾度となく届く。そのたびに、その要求金額が毎度毎度ほぼ口座残高と一致する。『動産鑑定士、私はつい口に出してから深い吐息を吐いた。』

2020/05/20

のんぴ

ものすごく痛々しくヒリヒリする人生。それを糧にできるエネルギーと文学的才能があってよかった。生き続けて作品を生み続けて欲しいです。

2017/10/28

八百

昔読んだ柳美里は4Hの鉛筆のような繊細に尖った文章が印象的だった記憶が残っていたのだが…東洋タイトルマッチで金龍飛と対戦したジョーは金の凄惨な過去に引け目を抱き苦戦一方であったがリングサイドからの葉子の一言で自ら不幸への道を選び奇妙な友情に殉じた力石を思い出す。そして我に帰ったジョーは強烈なクロスカウンターで金をマットに沈めたのであった。なに言ってんだって?…つまり美里ちゃんも不幸かぶれのお嬢ちゃんだったってことだよ

2012/05/07

どんどん

ブックオフ本。エッセイ好きだ。集中できるし、癒される。嫌なことからそれず、客観的なところ信用できる感じがする。

2018/02/13

Mimi

柳美里さんの若い頃の作品で、基本的には痛い。でも折々に、他の誰にもない才能が強烈に光る文章。

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