KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

月の上の観覧車 (新潮文庫)

月の上の観覧車 (新潮文庫)

月の上の観覧車 (新潮文庫)

作家
荻原浩
出版社
新潮社
発売日
2014-02-28
ISBN
9784101230375
amazonで購入する Kindle版を購入する

月の上の観覧車 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

お気に入り様のレビューに惹かれ購入。喪失がテーマの短編集。じ〜んと切なくて余韻に浸れる素敵なストーリーばかりでした。亡くなった人を思ったり故郷に帰ったりレシピ本を読み返し過去を振り返る主人公に、自分を重ね合わせ、時代は違えど自分の子供時代や、若き日の両親の姿などを思い出させてくれました。荻原さんは田舎の風景描写も上手くて読みながら私の地元にもこういう山あるよなぁ、なんて考えるのも楽しかったです。表題作も良かったですが、レシピ、金魚、チョコチップミントをダブルでが好きです。

2017/10/13

しんたろー

何故か、年の瀬に荻原さんの短編集を読みたくなった……「やはり、はずさないなぁ」と溜息をつきながら8つの話をシミジミと味わった。生きていれば誰にでも「あの時、ああしていたら…」と振り返ったり後悔したりするもの…切なくもあるし泣きたいこともあるが、やり直せないからチョッとでも前向きに生きるだけ…そんな大人への応援歌が並んでいた。特に『トンネル鏡』『金魚』『胡瓜の馬』3つは中年男には沁みた(涙)。改めて、「短編の名手」と称えたい!(勿論『明日の約束』『金魚姫』などの長編も素晴らしい) 未読作品を楽しみにしたい♪

2017/12/21

青葉麒麟

ちょっぴり物悲しかったりする短編集。特別に派手な出来事が起こるわけでもなく本当に身近かにありそうなお話でした。読み易いのもあったりちょっと引っ掛かるのもあったりして何時ものこの作家の作品より暗かったかな。「上海租界の魔術師」が一番好き。

2016/01/19

takaC

単行本でも読んだけど文庫はマイコレクション対象の大矢博子解説本なので再読。人々の人生後半にフォーカス合わせているからかなんとなく全体的に物悲しい。

2017/03/12

KAZOO

荻原さんの直木賞作品集がよかったので少し読んでみようと思いこの短篇集を手に取りました。8つの短編が入っていてそれぞれの何気ない日常を時間を縦糸にしてそれぞれの生き方を見せてくれます。映画に向いているような気もします。私は表題作と「レシピ」が気に入りました。女性は強い。

2018/05/21

感想・レビューをもっと見る