歩道橋シネマ (新潮文庫)
歩道橋シネマ (新潮文庫) / 感想・レビュー
mae.dat
ショートショートと短篇の狭間にある位のものたちを、どどんと18話収録。収録数が多いですが、これと言った明確なテーマは無いのかなぁ。強いて言えば、一筋縄ではいかない、恩田ワールドを堪能する為の作品集と言った所でしょうか。あとがきにね、各話の解説や周辺情報を一言二言寄せてありまして。ネタバレも含むから読了後お楽しみ下さいと書かれてある。なので本編→あとがきと繰り返し読みましたが「ほーん、そうなん」って思う程度で、ネタバレっぽくは無さそうに思いましたけどね。でもこうした読み方は、丁度良かったかも知れませぬ。
2023/02/15
射手座の天使あきちゃん
有象無象もページの足しと、あれもこれもの玉石混交 アンソロジーならともかくも、解説なければ意味不明 たかが 800円で完全無欠は望みませんが、せめて半分「さすが、お見事!」と言わせて欲しかったです。でもそれが恩田さんらしいかもですね <(^_^; 好みの短編は、「麦の海に浮かぶ檻」、肩の力が抜ける「楽譜を売る男」、脱力する「トワイライト」でした。(笑)
2022/08/02
H!deking
恩田さんの短編集。個人的な好みの問題ですが、正直どれもイマイチ刺さりませんでした。毒にも薬にもならない感じ。まあでも好きな人は好きだろうね、こういうの。
2022/02/22
眠る山猫屋
久々の恩田陸さんの短編集、スピンオフも何編かあって、お得な気分♪更に執筆進行中の作品の序章的な作品もあるとか。とくに『はつゆめ』は良かったから、長編も読んでみたいなぁ。この本では、日常に紛れ込む“引っ掛かり”を描いた作品『線路脇の家』など、ちょっとした違和感から始まる物語群が良かったかな。『あまりりす』みたいなガチ・ホラーも好き。表題作『歩道橋シネマ』も、恩田作品の魅力である郷愁と懐古に満ちているようで、いいな。いずれも最後の一文が煌めいていた。
2023/01/30
ばう
★★★色々なところで発表された短編を集めた作品集。やはりというか、怖い系の話が多めです。『あまりりす』はめっちゃ怖い。『麦の海に浮かぶ檻』を読んだら理瀬シリーズをもう一度読みたくなった、というか最近のものは未読だからまずそれを読まなきゃ。『春の祭典』は『spring』のスピンオフ。これも未読、早く読まなきゃ‼︎
2024/06/06
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