旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)
旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
沢木さんの原点ともいうべき若かりし頃がよくわかります。長洲一二先生のゼミにいらしたということで銀行に一日だけいてすぐに原稿書きになったということは大変な決断であったろうと思います。すでに高校生で日本のほとんどを旅行していたということでもすごいと感じました。「調査情報」という小冊子に書き続けて苦労した様子が書かれています。
2022/12/03
よこしま
これを読む前に最低でも「深夜特急」の1便は読んで欲しい、予め冒頭に触れておきます。◆要約すると、著書は「深夜特急」最終便と表現すればよろしいのでしょうか。◆デリーからロンドンへの鈍行バスの旅手前の馴れ初めから、帰国して「深夜特急」執筆までに至る経過。関わる仕事での人間関係が描かれ、著者のお言葉通り「人生こそが旅」が心に沁みます。なかなか海外はムリですが、学生時代に青春18切符で旅をした際、同じ電車に乗ってる学生さんとの会話もよい経験でした。◆地で続いてる以上、一つ一つの変化を僕は目や肌で感じたいですね。
2016/02/12
金吾
○旅に対する考えはやはりあんな大旅行をしただけあり、身に染みてきます。深夜特急の背景などもわかり面白かったです。人に接するのが苦にならないのは旅の彩りを濃くする最大の要素なのだろうなと思いました。
2021/11/23
ぶんこ
旅の行き先、貧乏旅行か贅沢旅行か。 先進国の街歩きか、大自然との対話か。 旅には適齢期があるとは、還暦すぎて、足腰が弱り、行きたくても行けなくなって初めて痛切に感じました。 26歳の独身男性、フリーランスの仕事だったから出来たとも言えるのかな。 最も印象に残ったのは「わかっているのは、わからないということだけ」。 知ったかぶりは怖い。 旅に出る以上は、相手国の習慣、常識を理解して、敬意をはらう事でしょうか。 「深夜特急」の前後の事情や、沢村さんの生き様が、わかり易く書かれていました。
2014/08/24
ken_sakura
○今また深夜特急以外の深夜特急を読めたことに満足。そして感謝。
2013/11/10
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