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風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
新潮社
発売日
2012-09-28
ISBN
9784101240541
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風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミュポトワ@猫mode

十二国記のエピソード2です。ええ、もうね、言わずもがなな感じでとんでもなく面白いのですよ! 本の分量としては少なくないページ数なのですが、面白くて一気読みですよ! 面白すぎて、電車の中でも熱中してしまい目の前に会社の課長が立っているのも気がつかないくらい、没頭しましたわwww そのくらい、この十二国記は面白いです! 私はエピソード0から順次読んでいますが、それでもちゃんと楽しめますよ 読後感も最高に良いので、再読したくなりますから! ただ、相変わらず、解説には恵まれませんね… 解説は読まないこと推奨です…

2018/07/05

パトラッシュ

蓬莱で人の子として育った泰麒が蓬山へ戻り、ほぼ人間のまま王選びの大任に就かされる。艱難辛苦を乗り越えて王位に立った陽子とは逆に、ほとんど甘やかされながら果たさねばならない恐るべき義務に直面し、王気や天啓の意味もわからぬまま必死に麒麟としての役割を模索するという、十二国記世界で最も不可解で謎に満ちた設定が正面から描かれるドラマとなる。『魔性の子』で高里として人間界へ戻り巨大な破滅に遭遇し、正邪を超越した不条理の象徴である泰麒の大いなる出発点であり、無知なまま異世界へ放り込まれた少年の成長小説にもなっている。

2023/05/30

南北

再読。冒頭は「魔性の子」と同じシーン。今回は「魔性の子」から順番に読んでいるので、「魔性の子」の高里が神隠しにあっていたときの話だとわかりました。高里=泰麒は麒麟であるため、女仙たちに大切に育てられています。最後にはどちらもできるようになるのですが、麒麟の姿に変わることもできず、麒麟ならわかるはずの王を選ぶこともできずに苦悩します。悩みながら成長する泰麒の物語が優しく語られています。麒麟が王を選ぶときにこの人物はダメだと思いながら、選ぶこともあるというのは民主主義の選挙にも似ていると思いました。

2019/07/05

白いワンコ

王と麒麟の関係性を『十二国記』メインストリームといえる泰王、泰麒を介してつまびらかにしていく本作。経験の足らない麒麟の葛藤と罪は何とも切ないものの、そのぶん王と出逢うことの有り様が明かされる結末部が胸を打つ。「ほかの者とは明らかに違う」際立った王気。「王と麒麟は離れてはならないもの」とは、他者との関係性で現代を生きる者にも、強い勇気を与えてくれる

2019/11/20

はじめさん

2020年2月16日(日)11:30- 高松市郊外(高松中央IC下車7分)にて、#十二国記 「風の海 迷宮の岸 」にて読書会を開催します。昨年も2月の祝日「建国記念の日」にあわせて一作目の「月の影 影の海」で開催しました。令和2年、弘始元年! https://bookmeter.com/events/7139

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