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風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫)

風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫)

風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
新潮社
発売日
2013-03-28
ISBN
9784101240565
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風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミュポトワ@猫mode

十二国記のエピソード4の上巻、読み終わりました。この巻は、面白いけど、切ないそんな巻でした。十二国記って結構、切ないお話が多い気がするのは私だけでしょうかね? 対価って言うのは責任の重さに対して払われるものっていうのはそのとおりなんですけどね、でもやっぱり切ないっていう… まぁそこがこのシリーズの面白いところではあるのですけど。 で、今回の巻は、エピソード1の続きに戻った感じですね エピソード2と3がこの世界の背景を説明してる感じで、ここで本筋に戻ってきたってイメージだと思ってます。下巻も楽しみです。

2018/07/15

kou

3人の少女の苦難には気持ちが沈んだが、楽俊が登場すると、ほっこり癒やされてしまう(笑)。それにしても、采王、供王、清秀、楽俊と、今回の登場人物達の言葉には、胸に突き刺さり、考えさせられる事が多かった。下巻が早く読みたくて仕方ない!!

2019/08/27

パトラッシュ

十二国は神に選ばれた王が君臨する世界のはずが、その苛政ぶりは地獄に等しい。理想を持つ王が即位しても下僚は頭を下げながら舌を出し、民衆を虐待し重税を課す。誰も信じられなくなった王は暴政の果てに殺され、その家族は民衆の迫害を受け世を恨む。海客の少女は死ぬほど酷使され、明日を信じられない。残酷な現実に打ちのめされた三人の女は、夢を実現する策を探る旅に出る。三方向から発したロードノベルは、読み辛いほどの苦闘を重ねながら慶国へと集約していく。彼女たちは成長して幸せを掴めるか、絶望のまま果てるのか見えぬまま。(続く)

2023/11/03

南北

再読。ただし内容はすっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで読むことができました。明治時代から十二国に流された「鈴」、峯王の娘で仙籍から除かれた「祥瓊」、景王になったものの自信の持てない「陽子」の3人の少女の話です。最初は接点のなかった3人ですが、鈴も祥瓊も慶国に来ることになります。最初は自分の不幸を嘆いているだけの鈴と祥瓊ですが、鈴は清秀と祥瓊は楽俊と出会うことで少しずつ気持ちに変化が出てきます。3人とも現状に満足していない点では共通していますが、今後どう変わっていくかが楽しみです。

2019/07/30

NADIA

胎果でありこの世界の全てに疎い景王・陽子、芳の先王の王女・祥瓊、日本からこの世界に流され海客となった鈴の3人の少女の辿る物語。再読なのでどのような終息に向けて話が進んでいるのかは分かってはいるが、それでも先が気になる面白さ。自分を憐れんで他人を妬み恨む感情は、誰もが覚えがあると思う。祥瓊・鈴のその気持ちは経験的にも理解できるし、陽子の無力感も想像ができる。半獣の楽俊の登場に心が和む。ああ、ネズミの姿の楽俊に会ってみたい。みんな、頑張れ!!

2019/12/07

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