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風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)

風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)

風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
新潮社
発売日
2013-03-28
ISBN
9784101240572
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風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミュポトワ@猫mode

十二国記、エピソード4です。この巻も、歯がゆい! てか、途中からラストが想像できて、今回も見事に想定した通りで終わりましたが、でもね、陽子カッコイイ!! 物語としては正直、単調。なにせ、ラストが想像できるくらいですからストーリーとしては微妙なんですが、陽子がね、もうね、あり得ないくらいかっこよくてですね、惚れる! たぶん、これは作者の罠に見事に私は絡めとられたんだと思うのですけどね、陽子がね、かっこよくてね、陽子で支えられたエピソードだなとか思っちゃうんですよね もうね、見事に作者の術中に落ちてますねw

2018/07/22

パトラッシュ

(承前)3人の少女は苦難を重ねた末に、それぞれの道を見い出していく。陽子は王としての覚悟に目覚め、父の暴虐を知った祥瓊は己の無知を恥じ、殺された友の仇討ちを誓った鈴は自ら行動せねばならぬと悟る。和州の叛乱で邂逅した彼女らは、懸命に生きようとする民を救おうと奔走する。いわば十二国は誰にも依存せず、自主自立する者のみが報われる世界であり、「不羈の民になってほしい」とする陽子の初勅はその象徴だろう。ただ、やりたい放題に私利私欲を貪る昇紘ら酷吏側の描写は一切なく、水戸黄門的な予定調和の勧善懲悪に終わるのは残念だ。

2023/11/04

南北

再読。鈴・祥瓊・陽子の3人は圧政を行う役人たちを打倒する動きに参加していくことになります。中国では古代から現代まで出身地に赴任することがないという慣習がありますが、十二国でも同様なのかもしれません。そのことが圧政を生む一つの要因になっているような気がします。

2019/08/02

NADIA

この数か月で大きく成長した少女たちが紡ぎ出した、これぞシリーズ最高の結末!! 慶の一地方の非道な地方官に抵抗するストーリーは先の展開が見えているのだが(しかも再読)、それでもワクワクドキドキ感が止まらない。お約束の終盤だけど、その爽快感はしびれる程だ。まあ、陽子の王気ったら、このまま1000年くらいの平和は約束されるレベルじゃないだろうか(^^; 日本にいたらただのJK。今更ながらだが、景麒の王探しの頑張りを褒めるべきだろう。慶は大王国になる予感。

2019/12/10

白いワンコ

失礼ながら、これまで『十二国記』各巻自体の筋立ては一本調子だと感じていた。『十二国記』全体で、うねりをもたらすものであると。しかしながら本作は、景王陽子を始めとする多彩な登場人物の想い・思惑が絡み合い、見事に読み応えある作品へ昇華している。多難と紆余曲折を経て、たどり着く終章の素晴らしさ。王がその全霊をもって布告する初勅の重みに、自然と頭が下がる。仕えるなら、景王陽子

2019/12/03

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