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明日のマーチ (新潮文庫 い 81-6)

明日のマーチ (新潮文庫 い 81-6)

明日のマーチ (新潮文庫 い 81-6)

作家
石田衣良
出版社
新潮社
発売日
2013-12-24
ISBN
9784101250588
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明日のマーチ (新潮文庫 い 81-6) / 感想・レビュー

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ユザキ部長

小難しい事は頭じゃなく足で考える。山形県内の工場作業員で突然の派遣切り。職なし金なし、彼女なし夢なし。不安感一杯の気持ち。それぞれの事情を秘めて東京に向かって歩く。歩くことで何か変わる事を期待したけど、その何かが劇的に変わるわけじゃない。それでも新たな道を歩こうと思えた。擦りきれたブーツを履いて、新しい旅にでる。言葉にならない願い、明日への歌にかえて。全然関係のない福山雅治さんの曲、そのものだと思った。

2016/11/22

優希

青春ですね。会社を解雇されたことで歩くことを決意する。会社にも年収にも見捨てられた4人が一歩一歩進んでいく姿は、歩くことで自分を変えられるという気持ちの表れだと思いました。山形から東京へ。東京に着いたからといって何が待っているとは言えないけれど、ひたすらゴールに向かって歩くことに意味があるのでしょうね。4人の小さな動きがやがて大きな反響を呼ぶようになりますが、あくまで彼等は彼等であって、強い絆で結ばれているのだと感じました。等身大の行動を見ずにはいられません。一緒に旅をしているような気分になりました。

2016/05/10

しょーくん@本棚再編中

★★★★★★★☆☆☆山形の工場で派遣切りに遭った4人の若者が東京まで歩いて行く旅行記であり、その旅行が世間をも動かそうとする話でした。一癖二癖ある4人ですが、応援したくなりますね。

2015/07/01

KAN

単純で分かりやすく、読みやすいです。4人の若者?が自分探しの旅に出かけ、社会に巻き込まれつつも一歩一歩進んでいきます。結論はでていない気がしますが、個々が達成感により人生を意味あるストーリーに変えていく、そんなところでしょうか。私には絶対に真似できない・・・。

2016/04/23

り こ む ん

【読友さんからのいただき本】初読み作家さん。展開は読めてしまうものの、旅ものの話は、やっぱり魅力がある。しかも徒歩。自分探しの旅をバカにする人がいるけれど、時には、ゆっくりと前に進むってバカにならない。黙々と歩いてみたり、考え事をしてみたり、「ゆっくり」が大切。時々、進んでるのか?進んでないのか?分からなくなる事があるけれど、ただ惰性で時間を消費していることが多い今の時代には、わざわざこーゆーことをやるのがイーのかもしれない。

2017/08/09

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