谷内六郎の絵本歳時記 (新潮文庫 草)
谷内六郎の絵本歳時記 (新潮文庫 草) / 感想・レビュー
KAZOO
読み友さんが読んでいるのを見て、なつかしさのあまり手に取ってみました。私の年代は物心がついてから「週刊新潮」の表紙ということでずうっとお世話になった気がします。最初は不思議な絵だなあと感じていたこともありましたが、見慣れるとどこかで見たような場面がいつもありなつかしさを覚えます。しかもカラフルでいいですね。ほかの本(新潮文庫)も読んでみます。
2016/05/29
りくう
一冊を通して時間がゆったりと流れていく感覚。ところどころでくすりときてしまう文があったりして、読み物として楽しめる。
2016/01/23
犬こ
ページをめくる度、はっと驚かされたり、思わず微笑んでしまったり、恐怖を感じたり、匂い、温度を感じたり。五感に、あるいは第六感?に響くこの発想、決して真似できない谷内六郎独自の感性だけれども、誰もがわかるという。やはり凄い才能だとつくづく感じます。
2016/05/19
とんこ
何度目かの再読。子供の頃週刊新潮の表紙で見ていた頃はちっとも響かなかった絵がこんなに好きになるとは。子供の想像と大人の郷愁が、素朴なタッチで表現されている。早朝の冷たさや夕暮れの不安や、自分の中にも確かにあったものが描かれていて、何度見ても飽きない。文章も時代を感じて面白い。
tama
図書館閉架本 以前は嫌いだった画家さんだが、こっちがそういう齢になり、病みつきになった。夕風。お稲荷さんと招き猫が廃屋で楽しそうに一杯やってる。こんな光景見たことないはずなのに、見たような気がし始める。風邪熱。そう、私は小学校の頃はやせっぽちで身体弱かった。熱出して寝てると、足元側のガラス戸が開いて戸一杯の人形の顔がこっち見たり、戸から凄い大波が入って来たりしたものです。同じようなもの見たんだなあ。図書館が処分するならこの本くれないかなあ。
2022/03/16
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