西の魔女が死んだ (新潮文庫)
西の魔女が死んだ (新潮文庫) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
再読だが、何度読んでもエンディングがなんとも感動的。見事と言うしかない。本書は表題のごとく、「死」をテーマとしているのだが、「西の魔女」の晩年の生と死をを通して、主人公まいの成長を描くところに大きな特徴があるのだろう。そして、西の魔女は本物の大魔法使いだったのだ。
2012/03/01
ehirano1
約3年ぶりの再読。当方は本書を哲学書として受け止めております。日々が少し窮屈だな、と感じ始めた時、本書に触れます。そう、3年ぶりになんだか窮屈さを感じ始めていた今日この頃。本書で脱出できました。「トウホウ ノ キュウクツナ タマシイ、ダッシュツ、セイコウ」。
2017/04/08
Willie the Wildcat
祖母と始めた「魔女修行」を通して自分らしさ取り戻しはじめる。祖母との心の行き違いから疎遠となるも、最後まで孫を愛し続けた祖母の思いを最後に再認識する。祖母の孫への寄り添いの姿勢は温かみを感じる。「I know.」は祖母の気持ちのこもった応答だと思う。繰り返しだが、温かい・・・。一方、両親にとっては何気ない言葉が少女の心にいつまでも残っている点は、2人の親として自身の戒めにしたいとも感じた。
2011/09/03
馨
おばあちゃんはちゃんと約束を守ってくれて、まいが最後に通じ合えて良かった!!最後で一気に感動しました。
2013/03/31
どんふぁん
2019年1月13日読了。まいがおばあちゃん家に居候して、おばあちゃんにたくさんのことを教えてもらう話。おばあちゃんの孫に対する優しさに、何度涙したことか。魔女のくだりはどちらにせよ、一人の人間として生きていくために大切なことを、まいちゃんに教えていたような気がします。そして、まいちゃんの素直な心が心温まりました。素直におばあちゃんに今思っていることを話すということは、大切なことだと思います。「おばあちゃん大好き!」と私も祖母に言えば、「私も」と言ってくれるでしょう。ふたりの関係ステキですね!
2019/01/13
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